用例としては先の戦時中の電文で「・・・を誘導方極力御尽瘁相成度特に申進す」等があります。 読みの根拠(出典等)もお知らせいただければ幸いです。「しんしん 申進 申し上げること、あるいはそのための文書。「至急御指廻相成度此 XXVII January 2003, "PURPLE revealed: Simulation and computer-aided Cryptanalysis of ANGOOKI TAIPU B", Wes Freeman et al, 海軍史研究 第2号(平成4年3月)、「海軍暗号機と暗号関連事項について」、山本正治 【昭和】, 海軍省電信課、「倫敦海軍会議一件 暗号ニ関スル海軍省意見」、伊藤利三郎、昭和5年 【アジア】, 兵どもの夢の跡(日本海軍エレクトロニクス開発の歴史)、田丸直吉、1978年 【昭和】, Computer Security and Cryptography, Alan G. Konheim, Wiley-Interscience, 2007, 昭和14年 陸機密大日記 第2冊: 軍事機密受第四四〇号 陸軍省兵器局機械課 九七式印字機取扱法配賦ノ件 【アジア】, 昭和15年 密大日記 第15冊: 軍事機密受第八一六号 機械課 九二式印字機処理ニ関スル件 【アジア】, TIRPITZ and the Japanese-German Naval War Communication Agreement, Weierud, Frode, NCVA Cryptolog, Corvallis, Oregon; Summer, 1999, Vol. 近代の世界的な大戦の勃発がその流れを加速させることになった。「ニイタカヤマノボレ」や「トラ、トラ、トラ」といった暗号電文は日本人の多くが一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。なお、第二次世界大戦では、日本軍が使用した多くの暗号電文は、戦時中に米軍にほぼ解読されていたといわれており、戦局を大きく左右したとされる。 はい、戦時中は厳しい統制を受けていましたが、人々はそれでも笑いを求めていました。 開戦前から戦時中にかけては、落語や漫才など大衆の笑いに関する娯楽に対して統制がかけられてきました。 日本の陸軍と海軍は暗号機を独自に設計開発運用し、次のとおりに制式名をつけた。陸海軍で偶然に制式年が重なると同じ名称の暗号機が現れる(とくに“九七式 - ”と呼ばれる暗号機は5型式ある)。, 外務省は海軍から技術供与を受けてはいたが、「暗号機○型」の名称を独自に採用していた。, 日本の外務省および陸海軍が戦前・戦中にかけて使用した暗号機を示す。〔 〕内に、米陸軍によるコードネームを示す。, 米陸軍は日本の機械式暗号に対して虹の色に由来するコードネームを付けていたが、後には宝石に由来するコードネームを採用した。また米海軍が陸軍コードネームを利用する事もある。, 米側コードネームが確認されていない暗号もいくつかある。またコーラル、ジェイド、サファイアおよびオパール暗号についてメイズ暗号(Maze、迷路)の総称コードネームが付けられていた。, 外務省における機械式暗号の歴史は、同じ内容の電文を新旧の暗号で電信するというミスを繰り返した歴史である。旧暗号の解読によって原文が判明したので、新暗号に対して暗号文と原文との対照をする解読が可能になった。, 昭和6年10月21日に昭和天皇が海軍技術研究所を行幸し、暗号機も天覧視察した。その際の模様が「昭和六年、行幸関係、電気研究部」に記されている。, 昭和20年当時、第五陸軍技術研究所では「暗号機及暗号解読機ノ研究」として民間研究者を研究嘱託とした(括弧内は嘱託任命年), 閲覧できる施設を参考に示す。【国会】: 国立国会図書館、【昭和】: 昭和館 図書室、【偕行】: 靖国神社 靖国偕行文庫、【アジア】: アジア歴史資料センター(オンライン閲覧可能), 太平洋戦争中に米英軍は日本陸海軍等の暗号についてもコードネームを付けて解読を試みていた。これらは機械式暗号とは限らないが、ここに挙げておく。, 陸軍は各暗号書の識別符(4桁数字)を1944年8月までは秘匿せずに電文冒頭に付けていた。連合軍はその識別符をそのままコードネームに利用していた。, JNナンバーは通信系統を間違って命名され、後にキャンセルないし分割、統合、再ナンバリングされる事がある, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=日本の機械式暗号&oldid=71983256, 小型ピアノサイズで重量約100kgの電動式(手動も可)。仮名文字、英字および数字に対応。原文を打鍵すると暗号化された数字が印字される。少なくとも40台は製作され、昭和18年(, 九七式の改良型で仮名および数字を打鍵して二数字に暗号化する。乱数作成用に全軍に配布し1945年8月1日に使用を開始。フィリピンの, 電気試験所の石川技師が開発したオンライン型テレタイプ暗号機。ロータリーラインスイッチによりマークとスペース符号電流を不規則に変化させる。昭和19年に完成したが、資材不足により実用化されなかった。, M-1: 1933年から約4年使用された仮名用暗号機で、終戦前に朝鮮の羅津で捕獲されていた。これは海軍技術研究所が製作した「九一式印字機一型」で、九七式印字機一型の前世代暗号機に相当する。, レッド暗号はモスクワ大使館の暗号係をリクルートすることで解読。パープル暗号は不明。, ロンドン軍縮会議では陸海軍および外務省がクリハ式と同じ原理の試作暗号機を使用。ただし製作できた暗号機械はわずかに9台(全権2台、海軍側随員2台、全権同予備1台、外務省海軍局各2台)で米仏伊大使館には供用できなかった。したがって、外務大臣と全権間の電報の大部が在米大使宛てに旧式暗号で転電された。, 皇紀2591年に海軍は九一式印字機として制式化、外務省は暗号機A型と命名。米陸軍は, 九一式印字機の開発者である柿本中佐と田辺技師への叙勲用上奏文が作成される。プラグボードである「文字順序破壊装置」と, 海軍技術研究所が次世代暗号機の設計を開始。設計主任は田辺一雄。開発生産は海軍技術研究所電気研究部六課内で行った。関係者は特別バッジを胸につけ、作業場には特別警備の守衛を配置、出入り口や窓には警報装置を設けた。米陸軍がレッド暗号の解読に着手。英国は"J machine"と呼ばれるレッドの模造機を作成する。, Pers Zはレッドがクリハ式と似ている事に気付く。模造機は8月に完成し9月には開始位置符号も解明。, 年明けに米陸軍はパープルの模造機を完成。41年だけで227通のうち223通の解読に成功。, 5月、ベルリン陥落の際に米軍は日本大使館からパープル暗号機のスイッチ部分を捕獲。これが現存する唯一のオリジナルとなった。, 7月、モスクワ→東京: 佐藤大使によるソ連仲介の和平工作についての報告が解読される。, 海軍用および外務省から受託された暗号機の開発、製造、改造は海軍技術研究所の電気研究部が一括担当し、修理は海軍工廠が担当した。, (修理)呉工廠は「長良」の九一式印字機の上段マグネットを3件、「由良」の九一式印字機二型を4件。, (製造)技術研究所は補助艦艇用に九一式印字機二型を4組、九一式印字機小型艦艇用を8組、一般用に九一式印字機三型改一を4組、補助艦艇改装用に九一式印字機二型改一を3組製造。, (修理)呉工廠電気部は「那珂」の九一式印字機、「由良」の九一式印字機一型を各修理。, (受託)技術研究所は外務省から暗号機部分品を12組、暗号機を15組、九一式印字機二型A号を6組受託製造。, (製造)技術研究所は一般用に九一式印字機改二型を4組、九一式印字機二型改一を0.8組製造。, (修理)横須賀工廠は「長門」、「山城」および「鳥海」の九一式印字機二型、「青葉」の九一式印字機を修理。, (試製)技術研究所は試験用に九七式印字機を1組、九七式印字機二型を1組、九七式印字機三型を2組試製。, 「これは暗号翻訳機であります。秘密を要する重要な通信を致します時にはその符号は暗号を用いなければなりませぬ。然るに従来の方法は一々暗号書によって文句を作り、受けたものは又暗号書によって翻訳しなければならないのでありまして、これには非常に時間と労力を要します。この如き方法は数多くこれらを受信しまして対照して組み合わせますと段々とその暗号は敵に覚られるのであります。この暗号機は昨年のロンドン軍縮会議の少し前に当所にて考案致しまして、非常に有効に使用されたものであります。これによりますと単に普通文を右のタイプライターに依って打ちますと電気的装置によりまして極めて複雑なる組み合わせによって暗号となり左のタイプライターに印字として現れます。又受けたるものは受けた通りの暗号文を右のタイプライターに打ちますと左のタイプライターに翻訳されて元の文句が表れるのでありまして、暗号を解読さるる心配なく且つ極めて迅速に秘密文を電送する事が出来ます」と説明された。, 展覧された暗号機は「最近改良したもの」と「最初製作したもの」の2組で、「ダイニホンテイコク」を暗号化し翻訳した。, 具体的な暗号機の種類は不明であるが、九一式印字機一型もしくは二型であると思われる。, 別冊数理科学 暗号、サイエンス社、1982年、「米国における日本機械暗号解読 その経緯と理論的考察」、加藤 正隆, Machine Cryptography and Modern Cryptanalysis, Cipher A, Deavours, Louis Kruh, ARTECH HOUSE、1985, The Story of Magic - memoirs of an american cryptologic pioneer, Frank B. Rowlett, Aegean Park Press, 1998, BIG MACHINES, Stephen J. Kelley, Aegean Park Press, 2001, CRYPTOLOGIA Vol.