重曹で汚れを擦る 記載されている内容は2017年09月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。, また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。, 真鍮(黄銅)はアクセサリーの他に、カラトリーや楽器にも用いられる合成金属です。錆や変色が起きることから、使い続けるためには手入れを正しく行う必要があります。真鍮のお手入れアイテムと、状態別・品物別のお手入れ方法をご紹介します。是非ご覧ください。, 真鍮(しんちゅう)とは、銅と亜鉛を使って合成生成された金属のことです。色は黄み帯びており、亜鉛量が20%以上のものを真鍮と呼びます。一般的には「黄銅(おうどう、こうどう)」と呼ばれることが多く、真鍮は「鍮」の漢字が難しいことから鉱物に詳しくない方でも読みが分かる「黄銅」の名称が好まれます。真鍮は加熱することで複雑な形にすることも可能で、薄く広げたり細く伸ばすこともできます。更に切る・削る・加工が行いやすいことから、さまざまな物が作られています。身近なものとしては五円玉があります。アクセサリーで用いられることも多く、純金などの高価な素材は手が届かない時に選ばれます。, プラチナやステンレスは、手入れをしなくても劣化が進みにくいとされますが、真鍮は手入れが必須です。定期的に手入れを行うことで、その物としての美しい姿を保つことができます。アクセサリーや金属品の手入れには、さまざまなアイテムが用いられますが真鍮の手入れに有効なアイテムは「酢」と「重曹」です。酢や重曹は掃除で大活躍するアイテムとしてメディアでも取り上げられていますが、真鍮の手入れにも有効なので活用してみましょう。, 「酢」を使用した手入れ方法はとても簡単です。準備するものは「酢」と「器」だけですが、手入れを行いたい真鍮によって必要な酢の量が変わるため、大きな真鍮には向かない方法とされます。【手入れ方法】1.酢で真鍮全体が浸かるくらいの容器を容易。2.容器に真鍮を入れる。3.酢を真鍮全体が浸かるくらい入れる。4.5分~1時間放置。(時間は汚れ具合で調整)5.取り出して布で磨く。(指でも可能、しかし指が汚れます)注意点としてはニオイです。酢に浸けるため、酢のニオイが真鍮に付いてしまうことがあります。浸け終えて拭いた後ニオイが消えるまで水拭きを繰り返すことで、酢の問題を解消できます。ただし、水気は錆のもとになるため最後には必ず乾拭きをしましょう。, 重曹は掃除に使えて食べることもできる不思議な物質ですが、その正体は「炭酸水素ナトリウム」です。「重炭酸曹達(じゅうたんさんソーダ)」とも呼ばれ、この名称を略した呼び名が「重曹」とされています。掃除に有効な洗浄力があるため、洗剤と関連付けられて摂取の安全性が指摘されることもありますが、炭酸水素ナトリウムは人体にも存在する物質のため、摂取しても問題ない物質と認められています。安心して掃除にも食事にも使用できます。, 本題の真鍮の手入れ方法ですが、必要なものは「重曹」と「布」だけです。布は重曹で真鍮をこする時に使用しますが、危険なものを扱うわけではないため「指」でこすっても問題ありません。ただ、摩擦刺激になるため「布」を使用した方が手の皮膚を傷付けません。【手入れ方法】1.真鍮を濡らしておく。2.布(または指)に重曹を乗せる。3.その布(指)で真鍮をこする。はじめに真鍮を濡らしておくことで、粉っぽい重曹が湿って少しだけ固形状になるため、真鍮をこすりやすくなります。濡らさなくてもできますが、手入れのしやすさで言えば濡らすことをします。, 真鍮の手入れに有効なアイテムは「酢」と「重曹」でした。続いて、手入れを行いたい気持ちに結び付いた状態別で最適な手入れ方法をご説明します。, 「錆」は、金属表面が水気や空気に触れて生じる酸化物のことです。色が元の状態とは違ってくる他、触り心地がザラザラします。アクセサリーは身に着けるものなので、ザラザラしていると不快感と肌トラブルにつながってしまいます。身に着けないものでも見た感じ古びた印象を与えるため、手入れをして元の状態を取り戻しましょう。人間の肌に触れることがある真鍮の錆には、タンパク質が含まれているため、タンパク質を構成するアミノ酸を除去する効果があるアイテムを使います。アミノ酸除去には「アルカリ性」が有効で「酢」には「クエン酸」と呼ばれるアルカリ性成分が豊富に含まれています。, 真鍮の錆落としには「酢」が適しますが、クエン酸を含む「果物」でも代用できます。クエン酸は酸味を引き起こす成分なので、錆落としのために数ある果物の中から選ぶとすれば「レモン」です。また、粉末状のクエン酸がスーパーなどで販売されています。ニオイが気になる「酢」や、糖分によるベタベタが気になる「果物」の使用を躊躇う時は粉末状を活用しましょう。【手入れ方法(酢の場合)】1.器に真鍮を入れる。2.真鍮の全体が浸かるくらい酢を注ぐ。3.2分~3分放置。4.取り出して水拭きする。【手入れ方法(レモンの場合)】1.レモンを絞り、絞り汁を布に含ませる。2.真鍮をこする。3.別の布で水拭きする。【手入れ方法(粉末状クエン酸の場合)】1.粉末状クエン酸を布に付ける。2.真鍮をこする。3.別の布で水拭きする。クエン酸は錆落とすと同時に、真鍮を劣化させる性質があります。こすった後そのままにしておくと金属の浸食が起きやすくなるため、クエン酸を含ませた布とは別の布でしっかりと水拭きをしてください。, 黒い変色の原因は、ほとんどが錆です。市販の金属磨きで手入れをすることで光沢を取り戻せますが、手軽に変色対策なら「酢」を使います。手入れ方法はこれまでにお伝えした内容と同じですが、記述しておきます。【手入れ方法】1.真鍮を酢で浸けられるサイズの器を用意。2.器に真鍮を入れて、酢で浸るくらいまで注ぐ。3.2分~3分放置。(汚れ具合で時間調整)4.取り出して、布で水拭き。, 真鍮を含む銅製アクセサリーを着用したことで、アクセサリーや肌が緑色に変色することがあります。この現象を「緑青(ろくしょう)」と言い、銅と汗などの反応によって起きる「錆」の1種です。鮮やかな緑色のため肌に生じた時は恐怖さえ覚えると言われますが、毒性は無く洗うことで簡単に落ちます。アクセサリーに緑青が生じた時は、金属磨きで落とせます。錆の1種なので、「酢」や「クエン酸」で拭き取っても良いでしょう。生じてからすぐに対処することで、こびりつく錆になることを防げます。, 真鍮には「錆」や「変色」が当たり前のように起きます。そのため定期的な手入れが必要になるわけですが、状態別の他に品物別で最適な手入れ方法もあります。, 「銅製」の手入れでは、これまでにお伝えした真鍮の手入れ方法を用います。「酢」や「レモン」といった「クエン酸」に研磨剤の代わりとして「塩」を加えることで洗浄力が高くなりますが、装飾が細かい品物や入り組んだ構造の部分に塩入りクエン酸を使用すると、塩が隙間に入り込んでしまいます。入り込むと水拭きした時に塩が取り除けなくなるため、今後の劣化につながります。手入れをする品物が平坦、または入り組んだ構造ではない部分に、銅のみ塩入りクエン酸を使用しましょう。, 既に錆が生じている時は「酢」など「クエン酸系」に浸けて拭き取る方法もありますが、日常的な手入れであれば「磨き布」か「研磨クリーム」を使用します。「研磨クリーム」は布に付けてから真鍮をこすりますが、粒子が含まれているためデザインが細かいリングでは粒子が入り込むことがあります。入り込むことで細かいところまで綺麗にできるわけですが、手入れ後にちゃんと取り除けないと劣化促進の原因になります。手入れ後にはクリームが残らないように気をつけましょう。「磨き布(ポリッシュクロス)」は粒子入り研磨剤を含んだクロス(布)のことで、リングを磨くだけで綺麗になります。手軽ですが消耗品で、大きな品物には不向きです。リングは比較的に小さい品物なので、磨き布でも十分に事足ります。, 意を決して購入した一眼レフカメラや双眼鏡。手入れを怠ったり、久しぶりに使おうとしたらレンズにカビが生えていた!なんてことありませんか?でも、カビ取りってできるのか不安ですよね。そんな時に慌てず対処できるよう、さまざまなレンズのカビ取り方法についてまとめました。, 普段つけるアクセサリーや結婚指輪だけではなく、ナイフやフォークもシルバー製品を日常生活で扱う事があるのではないでしょうか。この記事では、大切にしたいシルバー製品の手入れの仕方についてご紹介します。年月が経ち、シルバーを蘇らせたい方は参考にしてください。, 普段よく見かける革製品の多くが本革ではなく合成皮革です。本革にくらべ安価でお手入れが楽ですが、本革ほど長持ちはしません。手入れ方法をしって出来るだけ長く使いたいですね。今回は。合成皮革の手入れ方法やクリーム、オイルなどをご紹介します。, ネックレスのお直し情報を紹介します。大事なアクセサリーは直しても長く使いたいと思うものですが、そんな時にどのような修理方法があるのか、日本国内のジュエリー修理専門店からブランド物の修理方法まで、詳しくご紹介していきます。, お気に入りのメガネを、いきなりメガネ拭きでゴシゴシ拭いていませんか?メガネのお手入れには正しい洗い方というものがあります。正しいメガネの洗い方をマスターして、お気に入りのメガネを毎日気持ちよく使用しませんか。キレイなメガネで、気分もスッキリしましょう。, 中高年の紳士なスポーツの王道はゴルフと言われます。今では、小学生からゴルフをする方も増えています。しかし、ゴルフをするにはゴルフクラブの手入れが必要です。意外と知らないゴルフクラブの手入れ方法を、詳しくご紹介いたします。, ヌバックは滑るような、ふわっとした柔らかい手触りをしています。似たような素材で、スエードやバックスキンというものもあります。それぞれ天然の革を加工した素材ですが、手触りや見た目がどう違うのか気になっている方もいるのではないでしょうか。, お気に入りのレンズにカビがはえたらショックです。特に梅雨時期は注意が必要です。しかし、早めに対処すればカビが撃退できるでしょう。そこで、レンズ別カビの対処法や、保管方法などをご紹介していきます。ぜひご覧ください。, 「ファスナーが壊れてしまったらもう使えない」と思っていませんか?そんな方のために、今回はファスナー修理についてご紹介します。ファスナー修理を専門とするお店選びや地域別の修理代金、また自分でファスナーを交換する方法など詳しくお伝えします!, 革バッグの状況別に原因とお手入れ方法についてご説明します。革バッグのお手入れ方法を知らない人でも分かりやすく、簡単なやり方で解説していますので今日からお手入れを始めることができます。お手入れをする道具などもご紹介していますので是非参考にして下さい。, 革製品は他の製品と比べるとカビが生えやすいと感じたことはないでしょうか。実際に革製品はカビが生えやすく、使おうと思って取り出したら既にカビだらけということも少なくありません。今回は『革のカビ取り方法』をテーマに様々なカビ取り方法とカビへの対策を紹介します。, ステンレスは錆びにくいはずなのに、気がつくと錆がついていることがありませんか。この記事では、ステンレスについた錆の落とし方や錆落としのオススメアイテム、錆がつかないようにする方法について紹介します。ぜひご覧いただき、錆落としや錆予防の参考にしてみてください。, ここでは、汚れやすいスニーカーを長期間キレイな状態で使用することができるお手入れのステップ7つとスニーカーのお手入れにあると便利なグッズを4種類ご紹介しています。スニーカーの正しいお手入れ方法を知りたい方は、要チェックです。, メンズのYシャツ、白衣、エプロン、レディースのブラウス、シャツワンピース、キッズ用の洋服、小物などで親しまれているお馴染みのコットン素材「綿ブロード生地」。綿ブロード生地の特性、扱い方、用途、種類などわかりやすくまとめてみました。, 除草剤の出現により、水稲作では、除草剤使用前では、40数時間かかっていたのが、現在では10時間程度に短縮されています。除草剤と噴射機について述べたいと思います。芝生には何がいいかと、ホームセンターでは特にどのようなものがかを述べます。, 引っ越し当日までにする作業は色々ありますが、冷蔵庫の水抜きもその中の1つになります。ところで、この冷蔵庫の水抜きという作業はどうやったらいいのでしょうか。今回は、メーカーごとの水抜き方法とうっかり冷蔵庫の水抜きを忘れてしまった時の対処方法について紹介します。, エアコンのパテは、誰にでも簡単に扱うことが可能です。エアコンの配管部分に穴が空いてしまうと、お部屋の中に雨風が入り込んでしまいます。また、そのまま放置していると配管を傷つけてしまう原因にもなってしまいますので、なるべく早く手を打つ必要があります。, 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銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上含まれている金属のことを「真鍮」といいます。真鍮は「黄銅(おうどう)」や「ブラス(brass)」とも呼ばれ、適度な耐久性と加工のしやすさから、楽器やインテリア、カトラリー、時計やアクセサリーなど様々な用途に使われています。, 実は五円玉の硬貨も真鍮で作られているそう。私達にとって一番身近な真鍮アイテムと言えるかもしれないですね。, メッキとは、金属(非金属の場合も)の表面に薄く別の金属をコーティングする表面処理のことで、ベースとなる金属の強度アップや錆・劣化の防止、装飾性の向上など様々な目的で行われます。, 真鍮自体は特にコーティングされていない金属なのでメッキ素材とは別物ですが、メッキ素材のベース(コーティングされる中身)に使われることは多いようです。例えばアクセサリーによく使われる「GP(ゴールドプレート、金メッキ)」は、真鍮やシルバーの表面を10Kや18Kで覆ったものが一般的です。, 真鍮は腐食はしにくいものの、空気に触れることで酸化し、次第に黒っぽい色味が現れます。, 変化を楽しめる点は魅力的でもありますが、酸化が進んで黒ずみが濃くなりすぎてしまったり、汗や水分によって「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる緑色の錆が出てきてしまうことも。緑青は人体には無害ですが、服や肌に色映りしてしまう可能性もあるため、早めに取り除くようにしましょう。, 真鍮は水分にとても弱い素材です。アクセサリーとして身に付けているとどうしても汗や水が付いてしまいますが、それをそのままにしておくと黒ずみや錆の原因となってしまいます。, 帰宅してアクセサリーを外した後は、柔らかい布で優しく乾拭きをし、酸化防止のために外気に触れにくい場所(ビニールの小袋など)で保管するようにしましょう。, 真鍮の黒ずみが濃くなり過ぎてしまったり、錆びてしまったりした場合は、様々な方法で真鍮を磨くことで元の輝きや色味を取り戻すことができます。市販の金属磨きクロスや研磨剤を使って磨くという手段もありますが、今回は「お家にあるもので手軽にできるお手入れ方法」を実際に編集部で試してみます。, 使うのは、黒ずみや汚れのついた五円玉。「いきなり自前のアクセサリーで試すのは怖い」と思う方も、まずはお手持ちの五円玉でお試ししてみるのが良いかもしれません。, 今回は一般的な真鍮のお手入れ方法を編集部にて実践しながらご紹介しますが、購入した作家さんが勧めている方法がある場合は、そちらを優先してください。, 「黒ずみをしっかり除去し、買った頃の輝きを取り戻したい!」という方には、真鍮をお酢(クエン酸、レモンで代用可)に浸す方法がおすすめです。子どもの頃、五円玉や十円玉を使ってやってみたことがある!という方もいらっしゃるかもしれません。, 方法は簡単で、普通の食用酢をお皿などの容器に入れ、そこに真鍮アイテムを入れるだけ。今回は3分ほど浸してみました。(必ず全体がお酢に浸かるようにしましょう。), お酢から取り出した後は水ですすぎ、柔らかい布でしっかりと水気をとりながら磨きます。, たった数分漬けただけですが、比べてみると色味がかなり変わっているのが分かります。全体的にくすみや曇りが取り除かれ、光にかざすとメダルのような光沢感が見えます。, ガンコな汚れが取れないときは、お酢に塩を入れて軽くこするようにすると、塩が研磨剤の代わりを果たしてくれるそうです。(傷がつかないよう、ゆっくり優しく磨きましょう), ●お酢は真鍮の表面を溶かす作用があり、漬ける時間が長すぎると、別の赤みがかった変色が発生してしまうことも。汚れの具合を見ながら、2~5分程度にとどめておきましょう。, ●きちんと水でお酢を洗い流し、水気を拭きとる工程まで行わないと、変色や錆の原因となります。, ●お酢に漬ける方法は、適度にアンティーク感を残したい方には向きません。質感を調整しながら綺麗にしたいという方は、このあとご紹介する重曹を使った方法を試してみましょう。, シミ抜きや毛穴汚れの除去、カビ取りなど用途が豊富で、万能アイテムとしていまやお掃除道具の定番となった「重曹」。実は、真鍮アクセサリーのお手入れにも使えるんです。, 重曹で真鍮を磨く一般的な方法は、重曹と水を2:1の比率で混ぜ合わせてペーストのような状態にし、それを付けた布や指で優しくこすります。黒ずみが濃い部分や凹凸部分を綺麗にしたい場合は、綿棒や歯ブラシなどを使うといいようです。いずれの方法でも傷をつけないよう、優しく磨くようにしましょう。, こちらもしっかりと黒ずみが消え、光沢感が戻っています。漬けておくだけのお酢と比べると磨く手間はかかりますが、力加減やペーストを付ける範囲を調節しながらお手入れできるため、あえて少し黒ずみを残しておきたい方にはこちらの方法がおすすめです。, ●きちんと水で重曹を洗い流し、水気を拭きとる工程まで行わないと、変色や錆の原因となります。, お酢や重曹を使ってのお手入れを実際に試してみて感じたのは、「思っていたより簡単に、綺麗にできるんだ!」ということ。気に入って毎日つけていたアクセサリーが黒ずんでしまったり錆びてしまったりすると、「専門の業者さんに持っていかないといけないのかな」「自分でお手入れする場合、色んな道具や薬品を揃えないといけないのかな」という不安がよぎりますが、黒ずみやちょっとした錆つき程度であれば自分で簡単にお手入れすることができます。, また、毎日の保管方法や、外した後に一拭きするだけの手順も、真鍮の美しさを保つための重要な手順です。日々大切に使い、それでも汚れてしまった際はしっかりお手入れをすれば、きっと一生ものとして長く楽しむことができますね。, 経年変化を楽しめる真鍮アクセサリー。これを機に試してみたい!と思った方は、ぜひCreemaで探してみてくださいね。, (今回は重曹ペーストを使って指で擦るように磨きました。洗っていると白いペーストが徐々に灰色がかり、汚れを落とせていることが分かります。), 秋冬の装いによく合う真鍮・ゴールドのアクセサリーをご紹介します。ひとつでも、組み合わせても素敵なピアス・指輪・ネックレスなどを幅広く集めました。, アクセサリーの中でも性別を問わず身近な「シルバー」の素材に着目し、シルバージュエリーブランドsumiiroの澤井さんに、その特徴と、普段使う時に気を付けることやお手入れの方法を教えていただきます。, お気に入りのシルバーアクセサリーにしつこい汚れや、黒ずみが発生してしまったら?という、特別なお手入れについて、作家さんの解説つきでご紹介します。, 「ゴールド」・「金」とは言っても18Kと10K、KGPとKGFの表記など細かく見ていくと違いがありますよね。「名前は聞いたことあるけれど、どう違うのか知らない」という方のために、金についての基礎知識をまとめました。, https://www.creema.jp/item/1830777/detail, https://www.creema.jp/item/4630882/detail, https://www.creema.jp/item/7788659/detail.