どんな薬? β受容体刺激薬は、膀胱と尿道括約筋を動かすβアドレナリン受容体を刺激することで、膀胱の筋肉をほぐすとともに、尿道のしまりをよくして尿もれを防ぐ。 副作用は? 手足のふるえや、吐き気、動悸などの副作用が引き起こされることがある。 抗コリン薬の効果、特徴、副作用とは【過活動膀胱による頻尿・尿漏れ・失禁の薬】 2017/5/22 2018/3/8 頻尿・尿もれを治す薬 過活動膀胱における 薬物療法の第一選択は、抗コリン薬 です。 %%EOF   10.抗うつ薬の注意すべき副作用 加齢などにより、膀胱容量が低下すると、頻尿を起こすことがあります。   20.潰瘍性大腸炎治療薬の副作用 >> 0 若い方から高齢者まで多くの方が頻尿に悩んでいます。従来の頻尿薬(ベシケアなど)は副作用のため飲まなくなる方もいました。ベタニスは、副作用を軽減した日本初、世界初の作用機序を持つ新頻尿薬です。 /PageLayout/OneColumn  全症例が軽微なものとして報告され、副作用としては重篤ではありませんが、患者さんにとっては不快な症状が長期にわたっている例もあり、また再投与での繰り返し例も3例ありましたので副作用歴にも注意が必要です。, シロドシンは前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善する薬剤です。選択的α1Aアドレナリン受容体遮断薬で、前立腺や尿道に分布するα1A受容体を遮断することにより下部尿路平滑筋の緊張を緩和します。類似薬のタムスロシンに比べてα1A受容体への選択性が20~30倍高く、かつ1日の用量も高く設定されているため、副作用頻度と重篤度が増す危険性があります。, 2006年5月に発売されたユリーフカプセル(シロドシン・2008年12月から錠剤に切り替わった)の副作用報告が、2008年10月までに17件寄せられています。起立性低血圧・立ちくらみが3件、 ふらつき・倦怠感が2件、頭痛・めまいが1件と、α1ブロッカー共通の副作用が目立ちます。また下痢が2件、吐き気が2件、腹部膨満感が1件と消化器系の 副作用が複数例ありました。, そのほかには全身のかゆみが2件、頻尿・足の痛み・白血球減少・逆行性射精障害の疑いがある精液減少が1件ずつ報告されています。また、新たに添付文書に記載された女性化乳房について、1件の情報が寄せられました。, 患者年齢の分布は、50代が3例、60代が6例(1例は2件の副作用発生)、70~74歳が2例、75~79歳までが3例、80~84歳が2例と幅広く なっています。使用量は、起立性低血圧・立ちくらみを起こした症例をみると、70代の患者では8mg/日、80代では4mg/日でした。 尿路感染などが原因で炎症を起こしている場合には、原因となる細菌を膀胱内から除去するため、抗生物質が用いられます。, <抗コリン薬> ・ジンフリック / 摩耶堂製薬, *1 スイッチOTC・・・OTC(Over The Counter Drug)はカウンター越しに処方せんなしに買うことができる薬のことで市販薬のことをいいます、そのうちスイッチOTCはこれまで医師の判断でしか使用できなかった医薬品を、薬局で買えるようにした薬品のことです), 頻尿に効果があるとされ、体質の改善を目的とした生薬を配合する漢方薬が市販でも販売されています。漢方薬は多くの種類があり、体質や症状に合わせて選ぶ必要があります。詳しくは、薬局・ドラッグストアの薬剤師にご相談下さい。 頻尿の市販薬は成分によっては男性が使用できないものがあります。この記事では頻尿に効く薬の成分や、おすすめの市販薬について解説します!頻尿の原因についても解説しているので、トイレに行く回数が増えて困っている、という方は是非ご一読ください。, 日本泌尿器学会では頻尿は「起床から就寝までに8回以上排尿回数があること」と定義していますが、1日の排尿回数はかなり個人差があります。そのため、8回以下だったとしても自身で排尿回数が多いと感じていたり、排尿回数が多くて生活に支障をきたしている場合は頻尿に当てはまります。, 水分を沢山摂取したり、お酒を飲むことでトイレが近くなることがありますが、これはあくまで一時的なものであるため、すぐには頻尿とは判断はできません。, 膀胱に尿が十分に溜まっていないのに、自分の意思とは別に膀胱が勝手に収縮してトイレにいきたくなってしまう病気です。日本で800万人以上の男女が罹患する病気です。, 男性特有の病気で、前立腺が肥大することによって尿道を圧迫し、頻尿や残尿などの排尿障害を引き起こします。, 尿道から細菌が感染して炎症を起こすと、膀胱の知覚神経が刺激されて頻尿になることがあります。, 加齢によって膀胱の尿を貯める機能が衰えることによって、頻尿を引き起こすことがあります。, 精神的なストレスが原因でトイレのことが何度も気になり、頻尿になってしまうことがあります。膀胱機能に異常はないため、排尿量は正常で、夜間に排尿で起きてしまう夜間排尿もあまり起きません。, ただし、頻尿は原因となる基礎疾患が潜んでいる場合があり、その病気によって対処方法が異なるため、基本的には病院の受診が必要となります。病院へ行く時間がなかなか確保できない場合や、症状がかなり軽度な場合に市販薬を使用しましょう。, フラボキサート塩酸塩は処方薬でも使用されている医療用成分です。処方薬だとブラダロンと呼ばれる薬がよく知られています。膀胱の収縮を抑制したり、尿を貯める容量を増やす作用があり、尿意をおさえる効果があります。, ただし、この成分は前立腺肥大症の症状を悪化させる危険性があり、男性の頻尿は前立腺肥大症が原因となる可能性があるため、男性はフラボキサート塩酸塩の薬は使用できません。, 8種類の生薬が配合されている漢方薬です。体を温める効果があり、頻尿や軽い尿もれ、残尿間、夜間尿などに効果を発揮します。また、冷えにともなう足腰の慢性的な痛みやしびれを取るのに用いられることもあります。, 八味地黄丸に「牛膝」と「車前子」という生薬を加えた漢方薬が牛車腎気丸です。頻尿を含む排尿障害に効果を発揮しますが、それ以外にも体力の低下や腰から下の冷え、腰の痛み、むくみ等にも効果を発揮します。, 頻尿の市販薬には女性のみが服用ができる西洋薬と、男女ともに服用ができる漢方薬の2種があります。, 有効成分フラボキサート塩酸塩を配合した頻尿改善薬です。尿を出そうとする筋肉の緊張を緩めることで、頻繁だったトイレの回数を少なくします。女性しか使用できない市販薬ですが、西洋薬の成分を唯一配合しており、漢方薬と比較して素早い効果が期待できます。, 体を温め、体中の水分の流れをよくすることで、なかなか疲れが取れなくて冷えていた「腎」の働きを改善する漢方です。足腰などの慢性的な痛みやしびれの改善にも役立ちます。2才から服用が可能で、幅広い年齢層の方が使用できる頻尿の薬です。, 牛車腎気丸は水分代謝に関わる腎の働きを助けるとともに、体を温めて血行を良くします。疲れやすく冷えやすい方の頻尿、排尿困難などにおすすめの薬です。錠剤タイプの薬なので、漢方の苦味が苦手な方でも服用がしやすいです。, パッケージはで「腰痛やしびれに効く」と書いてありますが、頻尿にも効くお薬です。1日の服用量が医療用医薬品の牛車腎気丸と同量の生薬成分で作られているため、医療用と近い効果を期待できます。, ◯掲載している医薬品の添付文書情報は、セルフメディケーション・データベースセンターから提供されたものです。, ◯適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(TEL:03-3506-9541)にご相談ください。, ◯より詳細な情報を望まれる場合は、購入された薬局・薬店の薬剤師におたずねください。, ◯当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラ及び、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。, 掲載している各種情報は、株式会社ミナカラが調査した情報をもとにしています。出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。, 掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。, 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラではその賠償の責任を一切負わないものとします。情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社ミナカラまでご連絡をいただけますようお願いいたします。.   2.アルツハイマー治療薬の注意すべき副作用   13.消化器系薬剤の様々な副作用 次に、頻尿に効果が期待できる市販薬の成分と実際に販売されている市販薬例をご紹介します。 ※頻尿の原因は様々で、原因に応じた治療を行うことが重要です。 小林製薬が販売しているユリナールbは、9種類の生薬からなる薬です。ユリナールbの効果は、頻尿や残尿感、排尿痛、出しぶりなどの排尿機能に関わる様々な尿トラブルの改善となっています。このページではユリナールbの尿トラブルに対する効果、副作用はど << /P 0 xref ・ツムラ漢方八味地黄丸料エキス顆粒A / ツムラ /E 88361   15.抗不整脈薬の副作用  /Filter/FlateDecode endobj >> /HideWindowUI false ・具体的な相談については、主治医やかかりつけの薬剤師にご相談ください。 薬剤師として働く傍らで、健康・お薬のこと、薬局・薬剤師のことを知ってもらうための活動をしております。 毎年、みんなで選ぶ薬局アワードというイベントを開催しております。詳しくはホームページ欄のリンク先をご覧く... 1日の尿の回数は個人差が多く、1日何回以上だと頻尿だと明確な定義はありません。一般的には、1日8回以上の場合には、頻尿とされています。1日8回以下の場合でも、夜間に頻尿で悩まされているなど、日常生活に支障が出ている場合には、頻尿と判断されることもあります。, 水分を多く摂ったり、お酒を飲んだりしたことが原因で尿の回数が増えることがありますが、その場合は一時的なもので、すぐには頻尿と判断はしません。, 次に、頻尿に効果が期待できる市販薬の成分と実際に販売されている市販薬例をご紹介します。, ※頻尿の原因は様々で、原因に応じた治療を行うことが重要です。そのため、まずは医療機関を受診し、診断を受け、適切な治療を受けることが重要です。市販薬は、どうしても病院にいけない場合や、症状が軽い場合に服用することを勧めております。, フラボキサート塩酸塩は医療用医薬品(処方せんを必要とする)にも含まれる成分で、市販薬でも販売が認められた「スイッチOTC*1」です。, 市販薬では、第2類医薬品に分類されています。第2類医薬品としては、かぜ薬や解熱剤、鎮痛剤など日常生活で必要性の高い薬が含まれていますが、副作用、相互作用などの項目で安全性上、注意を要するもので薬剤師、または登録販売者のみが販売できる薬です。, 昔から使われているお薬で、安全性が高く副作用は少ないです。主な副作用としては、胃腸障害、胃部不快感、悪心などの消化器症状にです。, 頻尿に効果があるとされ、体質の改善を目的とした生薬を配合する漢方薬が市販でも販売されています。漢方薬は多くの種類があり、体質や症状に合わせて選ぶ必要があります。詳しくは、薬局・ドラッグストアの薬剤師にご相談下さい。, 参考として、頻尿に用いられる代表的な漢方薬としては、八味地黄丸(はちみじおうがん)があります。市販薬としては第2類医薬品に分類されます。, 体力が中等度以下で、疲れやすい、手足が冷えやすい、尿量が減少している又は多尿のときに向いています。逆をいうと、体力があり、のぼせがあるような方には向いていないお薬です。, 第1章の説明のとおり、頻尿には様々な原因が考えられます。男性、女性問わず、病院で検査を行い、原因に合わせた治療法が選択されます。, 尿路感染などが原因で炎症を起こしている場合には、原因となる細菌を膀胱内から除去するため、抗生物質が用いられます。, 過活動膀胱で、膀胱が収縮してしまうことで頻尿が起きているような場合には、膀胱を収縮するはたらきをもつ副交感神経をおさえる抗コリン薬が用いられます。, こちらは比較的新しいお薬で、過活動膀胱に対して用いられます。膀胱の平滑筋とよばれる部位にあるアドレナリン受容体(β3)を刺激することで、膀胱をゆるませ、蓄尿機能を高めるはたらきがあります。, いわゆる男性特有の頻尿の原因となりうる前立腺肥大に用いられるようなお薬になり、複数あります。ここでは詳しく説明しませんが、これらのお薬も市販で購入することはできません。, このように病院で、頻尿に対して処方されるお薬(医療用医薬品)は種類が多い一方で、市販で頻尿に効果があるお薬は種類が限られています。, 症状がつらい場合や日常生活に支障がある場合(夜間頻尿が原因で睡眠不足など)には、早めに医療機関を受診し、原因を特定し、適切な診断と治療を受けることが必要です。, また、市販薬をしばらく服用したものの症状が変わらない場合にも早めに医療機関を受診するようにして下さい。, 今回は、頻尿について解説するとともに、頻尿に効果がある薬局で購入可能な市販薬について説明しました。参考になりましたでしょうか?, 症状が軽度の場合には、市販薬や生活習慣の改善など、セルフケアを行うことも可能ですが、症状がひどい、続く場合には早めに受診し、適切な診断と治療を受けることが必要です。, また、頻尿を気にしすぎるあまりに、水分の摂取を控えてしまう方もいらっしゃいます。しかし、脱水症状の危険もあるため、水分は十分に摂るようにして下さい。, 夜間頻尿が原因で睡眠が十分にとれないとお悩みの方は多くいらっしゃいます。そのような場合や、また市販薬を飲んでもなかなか十分な効果がえられない場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。. /Linearized 1 >>   16.降圧剤の副作用の注意点 <【薬の副作用から見える医療課題】続報〔予告〕> 抗コリン薬の発売年度 • ネ オ キ シ テ ー プ 2 0 1 3 年 ト ビ エ ー ス 2 0 0 7 年 ス テ ー ブ ラ ウ リ ト ス ベ シ ケ ア 2 0 0 6 年 デ ト ル シ ト ー ル 1 9 9 3 年 バ ッ プ フ ォ ― 1 9 8 8 年 ポ ラ キ ス 口渇などの 副作用減少 をめざして 開発が進む 張り薬 頻尿の中でも、夜間帯のみの頻尿に特化して記したいと思います。日中の頻尿についてはこちらをご覧ください↓↓「就寝中に1回以上排尿のために起きなければならず、そのために日常生活に支障をきたす状態」を夜間頻尿と言います。加齢とともに増える夜間頻尿   9.抗精神薬などの注意すべき副作用 ・心因性 体力が中等度以下で、疲れやすい、手足が冷えやすい、尿量が減少している又は多尿のときに向いています。逆をいうと、体力があり、のぼせがあるような方には向いていないお薬です。 症状がつらい場合や日常生活に支障がある場合(夜間頻尿が原因で睡眠不足など)には、早めに医療機関を受診し、原因を特定し、適切な診断と治療を受けることが必要です。 /HideMenubar false  本剤は肝代謝ですが、高齢者に投与されることが多く、腎不全患者ではα1酸性糖タンパクが増加して薬剤と結合するため、代謝が遅くなります。このような場合は投与間隔を開けるなど、注意が必要です。高齢者の立ちくらみなどの症状は、薬剤起因の転倒、転落にもつながります。, 本剤は世界で最初に認可されたのが2006年1月です。使用経験が短いので、今後も未知の副作用が発生する可能性があります。泌尿器科では、薬剤選択の幅が狭いため本剤が処方される機会も多く、長期投与になる傾向もあります。常に注意深くモニターすることが必要です。, 前立腺肥大に伴う頻尿がひどく、ナフトピジル(フリバスOD錠)75mgよりシロドシン錠8mgへ変更。, 投与121日後、夜中に覚醒するほどの左胸苦あり。血圧143/77mmHg、脈拍112/分、心電図で心房細動。ベラパミル(ワソラン錠40mg)3錠、ワルファリン3mgの処方開始。投与134日後、循環器受診。心電図で上室性期外収縮連発が優位。血圧120/80。ベラパミルからジゴキシン0.25 mgへ変更。, 投与183日後、胸苦のため早めに受診。上室性期外収縮連発 血圧140/80。ジゴキシン・ワルファリン中止し、シベンゾリン(シベノール錠)300mg開始。シロドシンも不整脈の副作用があるため中止となる。, 中止7日後、動悸改善。シベンゾリンで排尿障害なし。血圧130/80mmHg。中止42日後、シベンゾリン中止。, α1Aアドレナリン受容体は前立腺以外に血管にも分布しているため、シロドシンによって血管平滑筋が弛緩して血圧低下を起こし、二次的に頻脈や動悸の副作用が生じると考えられています。, メーカーは上室性期外収縮3件を含む29件の「不整脈関連副作用」の報告があるとしていますが、それ以外に「期外収縮・頻脈・動悸」として50件が報告されています。実際には「不整脈関連副作用」はもう少し多いと思われます。副作用の発現時期は1~275日目と長期にわたり、服用後9ヶ月を経過して発現した症例もあり、注意が必要です。, 最近の新薬は、より強い臨床効果を期待して常用量を高めに設定している場合があります。生理機能の低下している可能性のある高齢者への投与は、いま一度、「低用量から投与を開始する」という原則に留意しましょう。, α1受容体遮断剤は、今後は降圧剤としての利用価値は少なく、泌尿器科領域だけでの使用になっていくと思われます。長期服用や長期処方となることが多いので、処方の際に副作用の有無について聞き取る機会を逃さないよう、気を配っておきましょう。, 画像提供 東京民医連 (株)城南医薬保健協働