香典は基本的には個人で出すものです。しかし、職場などで複数人のグループで出すケースも多数存在しています。この場合はどのように記載すべきなのでしょうか。その他にも抑えておきマナーは多数あります。以下で、包む金額の相場や書き方について紹介してきました。, 香典は基本的には個人で出すものです。しかし、職場などで複数人のグループで出すケースも多数存在しています。この場合はどのように記載すべきなのでしょうか。その他にも抑えておきマナーは多数あります。, 以下で紹介する詳細を基に、香典を受け取る遺族が困ることのないように、マナーをしっかり身に着けておきましょう。, 一同で香典を包む際のマナーは、大まかに分けると3つあります。1つ目が、「表書きで書く」こと。2つ目が、「名前の書き方」です。そして3つ目が、「香典を一同で包む場合」についてです。以下で詳細を紹介していきます。, 香典を一同で包む場合、個人で出すときと同様に表書きで構いません。しかし、宗派次第でその書き方は少し異なります。例えば、仏式では御霊前・御香典・御香料と書くのが一般的です。その一方で、真宗各派などの一部宗派では書き方が異なる場合があります。, 万が一間違いがないように、万全を期すために必ず先方の宗派を把握しておきましょう。他にも、神式では表書きは御神前・御玉串料と記さなければなりません。この時の注意点としては、神式の場合は仏式でよく用いられる蓮の花が描かれた香典袋は使用しないでください。必ず、模様の描かれていない白地の袋を用意するようにしましょう。, そして、キリスト教での葬儀では香典というものはありません。この場合、類似したニュアンスを持つ御花料を使用します。この時、神式の場合と同様、蓮の花が描かれた香典袋は使用してはいけません。近年では、十字架の描かれたキリスト教の香典袋が販売されているため、こちらを使用しましょう。, 名前の書き方に関するマナーは、2つあります。1つ目が、「表面に書く」ことです。2つ目が、「内袋に名簿を入れておく」です。以下で、詳細を紹介していきます。, 香典袋の外袋表面には差出人の名前を記載します。一同で出す場合はグループ名に一同と付け加えましょう。例えば、営業部一同や従兄弟一同などです。そして、連名であっても記入する名前は3人までに留めておきましょう。仮に、3人以上の人数で包んだとしても外袋に書く名前は3人までです。, なぜなら、無理に大人数の名前を書いてしまえば、読みにくくなるので受け取った側が不便だからです。次に名前を記入する優先順位や記入する順番に気をつけましょう。まず、香典を包んだグループの目上の方から3人を右から順に書いてください。職場の場合は、立場が上の方から名前を記入します。, 一方、友人一同等のグループ内で優先順位がない場合は、五十音順に早い方から3名を選出するのが通例です。筆入れをする際には、一人目を香典袋下段の中央に書きます。そこから2名を書き連ねるため、やや左に偏ります。そのため、昨今では3人の名前が香典袋の中央に書くケースも増えています。, 表面には3人までの名前しか記載しない規則がありました。その他の方の名前を書くために、中袋にはお金と一緒に香典を出し合った人の全員の名前を記載した名簿を入れます。名簿には氏名と住所、出した金額を記載します。必ず名前はフルネームで書きましょう。また、連絡先も記入しなければ遺族が香典返しをできなくなってしまうため、忘れないようにしてください。, 一同として香典を包む場合は、以下の2つがあります。1つ目が「夫婦や家族と一緒に包む」場合です。2つ目が、「職場や友人と一緒に包む」場合です。, 夫婦で香典を包む場合、通常どちらかの名前を記入することが通例です。しかし、夫婦それぞれが故人にお世話になっていた場合は一同として香典を送ります。さらに、夫婦だけでなく親子でお世話になっていたような場合も、一同で送ることで、感謝の気持ちをあらわすことができます。, 香典は家族・親戚といった血縁関係だけではなく、故人との関わり方によって包む金額も変わります。そのため、夫婦や家族等の親しい関係でありながら一同という形をとることで、故人への感謝の気持ちをより表すことができます。, 職場の仲間の場合、故人と関係のある人が全員通夜や葬儀に参列するというのはなかなか難しいでしょう。そのような場合、代表となる人が香典をあずかって一同として渡しても失礼にはあたりません。, 同様に友人グループの場合も、参列する代表者がまとめて一同として香典を包むこともできます。特に急なご不幸の場合、家族・親戚といった親族でも、全員が通夜や葬儀に出席できないことも往々にしてあります。, 故人の交友関係が広く、同僚や友人が多い場合ならばなおさらです。このように一同による香典は、そうした事情にも配慮したものといえます。, 一同で香典を頂いた際、香典返しを行うことに関する基本マナーは、以下の3つです。1つ目が「小分けされたもので送る」ことです。2つ目が、「香典返しの相場」についてです。そして3つ目が、「香典返しは行うべきか」ということです。, 一同として香典をいただいた場合は、小分けにして1人1人に送ることができるタイプを選ぶことは良いでしょう。そのため、個別包装された菓子類や、皆で飲めるお茶やコーヒー等がおすすめです。, 同じ環境内でも有志のみで香典を出している場合も考えられます。つまり、職場内でも香典を出した人と出していない人がいるという場合です。この場合は、香典を出していただいた方に対して、個別でハンカチやハンドタオルなどを送ることが望ましいです。, 一同で頂いた香典返しを送る際は、頂いた金額を考慮して品物を決めましょう。この時の香典返しの相場は、頂いた額の半額が基本です。一同で頂いた場合はそこからさらに全体の人数で割った額が相場となります。具体的には、10人の方から2万円の香典を頂いた場合は、1人当たりの香典返しの相場は1,000円です。このような方式で、香典返しの金額を決めましょう。, 一同で香典を包む際の金額について紹介していきます。抑えておきたいことは、主に2つです。1つ目が、「金額相場について」です。2つ目が、「端数は出すべきでないのか」ということです。, 香典を出すときは、遺族は香典返しを送るということを念頭に置いて金額を決めてください。なぜなら、一同で香典を出す場合は、個々人が出した金額に応じた香典返しを返すことになるからです。, 仮にバラバラの額を出し合うと、遺族は全員に異なる香典返しを用意しなくてはならなくなり、非常に手間がかかります。そのため、一同で香典を出すときは全員が同じ金額を出すのがマナーです。次に、金額相場を紹介していきます。人数にもよりますが、一同の場合は1人あたりの負担額は1,000~2,000円です。, この時、お金は代表者に集めて両替を行った方が良いでしょう。同じ1万円でも、1,000円札が10枚と1万円札が1枚とでは受け取った側の管理のしやすさに差があるからです。注意点は合計金額に4や9を含まないようにすること。新札を使わないようにすることです。, 一同で香典を持ち合うと、人数次第で合計額に端数が出ることになります。この場合は、キリのいい金額に調整して入れた方が良いでしょう。調整に必要なお金は、グループ内の年長者や故人と関係性が深かった方が出すのが望ましいとされています。, 亡くなられた方が親しい人物だった場合、もちろん個人で香典を出すことが望ましいです。しかし、職場で連名で香典を出すことになる場合もあります。このような場合は、連名の香典の申し出は断っても構いません。, きちんと、個人で香典をだす旨を伝えておけば不義理にはなりません。しかし、両方出すことは避けてください。必ず、香典は、個人か連名のどちらか一方に留めましょう。, ここまで、一同で香典を包む場合の書き方。包む金額の相場等を紹介してきました。こちらで紹介した基本的なマナーに則って、遺族がその対応に困らないようにきちんと配慮することを心掛けてください。. All Rights Reserved. 香典を包む封筒を香典袋と言い、不祝儀袋とも呼ばれます。 香典袋は文房具店・コンビニエンスストア・スーパーなどで購入できます。 故人の宗教によって「御霊前」や「御玉串料」など表書きが異なるので、あらかじめ表書きが印刷されたものを買う際には間違わないよう注意しましょう。 会社で働いているとき、同じ部署内で香典を包む場合、どんなマナーがあるのでしょうか。会社の人だからこそマナーを守りたいものですよね。今回終活ねっとでは、香典を会社の部署で包むときのマナーについて、金額の相場や連名の書き方などを中心に説明していきます。 そういった方にとって今回の記事は必見です。 袋状になっており、香典袋を包みやすい形になっているふくさです。芯が入っているので型崩れなく包むことができ、お財布のように使えます。難しい包み方がないので、主にこれを使う方も増えているそ … 葬儀のご依頼だけでなく、お見積もりや費用のご相談も無料で承ります。. 「葬儀屋さん」こちらのサービスは、日本エンディングパートナーズ株式会社が運営しています。「葬儀屋さん」は、日本最大級、全国6,900件の葬儀場を掲載。最寄りの式場で葬儀が行えます。 葬儀では喪服を着るのはもちろんのこと、しきたりにそった身だしなみをすることが必要です。しかし、真夏の暑い時季には喪服は暑く、熱中症の原因にも... 身内や親族に不幸があれば、香典を包むのが通例です。その際の悩みの一つが、金額をいくら包むかです。特に祖母が亡くなった場合、孫の立場でいくら包... お通夜に弔問すると、必ず最初に行うのが受付です。お通夜での受付はいったい誰が行っているのでしょうか?また、受付のマナーやルールはあるのでしょ... 仏教の教えでは、残された遺族は7日ごとに法要を行って供養をしなければなりません。そして、亡くなった人が極楽浄土へ行けるかどうかの重要な判決が... 初めてお葬式を経験する際、マナーがわからずに戸惑う人は一定数存在します。誰でも初めての時にはマナーがわからないものですから、当然です。そこで... copyright © 2020,JAPAN ENDING PARTNERS.Co.Ltd. 数ある法要の中に49日(四十九日)という法要があります。「四十九日」というくらいですから、当然49日目に行う法要だろうということは多くの人が... 法事のお布施は、足を運んできてくださった僧侶への感謝の気持ちです。しかし、お布施の包む金額が詳しく分からずに悩んだことがある人は多いはずです... 三回忌法要は家族だけで行うことも多く、参列者は平服でお越しくださいと言われることが多いです。そこで、男性・女性・子供の正しいマナーについてま... お盆の始まりには迎え火を、そして終わりには送り火を焚きますが、送り火は一体何時ごろにするのが適切なのかご存じですか?そこで今回は送り火は何時... 法事の際、仏前にお供えするお菓子。仏様への畏敬とご遺族の方への労りを込めて、喜んでいただけるようなお菓子を選びましょう。法事のお菓子の選び方... copyright © 2020,JAPAN ENDING PARTNERS.Co.Ltd. 香典は基本的には個人で出すものです。しかし、職場などで複数人のグループで出すケースも多数存在しています。この場合はどのように記載すべきなのでしょうか。その他にも抑えておきマナーは多数あります。以下で、包む金額の相場や書き方について紹介してきました。 葬儀のご依頼だけでなく、お見積もりや費用のご相談も無料で承ります。. 「葬儀屋さん」こちらのサービスは、日本エンディングパートナーズ株式会社が運営しています。「葬儀屋さん」は、日本最大級、全国6,900件の葬儀場を掲載。最寄りの式場で葬儀が行えます。 24時間365日・全国対応。スタッフが待機していますので、早朝でも深夜でも、まずはお電話ください。 そういった方にとって今回の記事は必見です。 お通夜や葬儀に参列する場合、香典を包むのがマナーです。 香典は香典袋に包みますが、会場までは香典袋は袱紗に入れて持参します。 香典袋を入れる袱紗とは、どのようなもので、色や種類はどのようなものを選べば良いのでしょうか。 そこで今回「終活ねっと」では、香典を包む袱紗(ふくさ)について下記の内容を中心に詳しく解説をしていきます。 香典を包む場合、金額や香典袋の書き方のマナーを守ることで頭がいっぱいで、袱紗にまで気が回らない場合も多いです。 葬儀は慌ただしく準備するこ … お葬式への参列は結婚などのお祝いごとと違って、あわてて準備しなくてはなりません。そこで迷いがちなのが香典を包む封筒(香典袋)の選び方。香典袋は宗教に合わせてさまざまな種類があります。香典袋の選び方、そして書き方の基本を押さえておきましょう。, 通夜やお葬式に参列する際に、持参するもののひとつに香典があります。香典は、故人にお供えする金品であり、線香やお花の代わりとなるものです。香典を包む封筒を香典袋と言い、不祝儀袋とも呼ばれます。, 香典袋は文房具店・コンビニエンスストア・スーパーなどで購入できます。故人の宗教によって「御霊前」や「御玉串料」など表書きが異なるので、あらかじめ表書きが印刷されたものを買う際には間違わないよう注意しましょう。宗教別の表書きは後述します。, 家族葬のように香典を受け付けない(香典辞退)ケースもあります。ただし、規模によっては家族葬でも受付があって香典を受ける場合もあるようです。一概に言えないのが難しいところですが、香典辞退の場合には、葬儀案内を読めばその旨が記載されているので確認しておきましょう。, 香典袋は宗教や宗派によって、表書きや水引の色形が異なります。お相手に合わせて使い分けるようにしましょう。また、香典袋には多くの種類がありますが、特に「白黒結びきりの水引・御霊前」は広く使えます。普段から備えておくと良いでしょう。, 以下の記事では各宗教・宗派の表書きの理由を紹介していますので、参考にしてください。香典袋(不祝儀袋)の種類、書き方、お金の入れ方など、知っておくべき基礎知識, 香典袋の表書きにはフルネームを、中包みの表には金額、裏には住所と名前を書き添えておきましょう。これはどの不祝儀袋の場合も共通です。, 表書きは薄墨の筆か筆ペン、またはサインペンで書くのが基本です。薄墨とは薄い墨色をしたもので、涙で文字がにじむような悲しみを表しているといわれています。薄墨の筆ペンやサインペンは、弔事用として市販されています。, 香典袋の中の封筒(中袋・中包み)は、黒の筆ペンやサインペンを用いても問題ありません。むしろ、受け取った方が読みやすいのでそのほうが親切な向きもあります。ちなみに、ボールペンや鉛筆はマナー違反と考えられています。, 表に書き入れる金額は「金○萬圓也」と漢数字で記入します。最近は算用数字(1、3、5、1,000、10,000など)で書く人も増えましたが、正式には漢数字(壱、参、伍、仟、萬など)を使うものとされています。裏に記入する名前と住所は略したりせず、郵便番号まで書いておきます。, 同僚や上司、また友人同士など、連名で香典を包む際の表書きは以下の記事でご紹介しています。連名で包む香典、金額の相場、熨斗(のし)の書き方などマナーを解説, 香典に包むお金は新札でない方がよいとされます。これには「新札だとあらかじめ用意していた(不幸を待っていた)ように感じる」とか、「ご遺族に新しい不幸が来ないように」といった説があります。, しかし、いくら古札が適しているとはいえ、破けているものや、あまりにも汚れやシワが目立つものは失礼にあたります。新札には見えない、少し使った感じがする程度の古札を使いましょう。また、新札しか用意できない場合は、ご自身で一度折り目を付けてから包めば問題ありません。.