油圧シリンダーロッド用パッキンの内周面全体に図1に示す摺動方向縦傷が発生しております。原因は何でしょうか。対策としてどのように対処したらよいか教えてください。, ロッド表面(摺動相手面)の傷や表面粗さの異常などによる影響です。これには(1)かじり傷や打痕,(2)異物の噛み込み,(3)錆,(4)メッキのピンホールなどの異常原因が考えられます。, パッキンの縦傷から油漏れが発生した場合,その影響で二次現象である併用ダストシールの飛び出し破損,それに伴う谷部の貫通亀裂に進展する危険があります。ただちに,パッキンを取り替えてください。さらに直接原因であるロッドを交換し,根本原因の排除のため,作動油のコンタミ管理,軸受の構造の見直し(DUブッシュなどへの変更)を実施してください。, なお,軸受材質がFCやBCなどの場合,ロッドの表面に金属同士のせり傷や荒れが発生しやすいものです。, 特にパッキンとダストシール間が軸受(金属接触)になっていると,この部分の潤滑状態が乏しいため,ロッド表面を痛めやすいので,パッキンとダストシール間は図2のように金属接触を避けるようすき間(逃がし)を設けるとよいです。, 「ILDA 2020 -ASIA-(International Lube Data Book)」 発売中!. 同世代の911やボクスター等々同様の症状を抱えている車両も多いですね . 油圧シリンダーロッドパッキン損傷トラブル. シリンダーヘッド内のオイルがバルブステムシールから燃焼室内に下がってくることをオイル下がりといいます。またシリンダーとピストンの間のすき間から燃焼室にオイルが上がってくることをオイル上がりといいます, 何らかの異常で、燃焼室内にオイルが侵入する際に、上方向からか、下方向からかで不具合事象を分けています。, 加速時などにアクセルを吹かした時、マフラーから白煙がでるようであれば、オイル上がりが考えられます。, 白煙が水蒸気の場合もあるので、白い紙などを当ててオイルかどうか調べる方法もあります。, また長時間エンジンをかけずに放置し、エンジンの始動直後にオイルが燃えるような白煙が出るようであれば、オイル下がりと言えます。, 加速時にアクセルを急に踏み込んだ時、マフラーからオイルが焼けたような白煙が出ます。, 通常、シリンダーに付着したエンジンオイルは、ピストン下降時にピストンリング(オイルリング)で掻き下ろされますが、リングの張力が落ちてきたり、摩耗してくると、シリンダーとピストンリングのすき間から燃焼室にオイルが上がってしまう現象がおきます。, ピストンリングやシリンダーの摩耗は、長年オイル交換を怠るなどの整備不良が考えられます。, 日頃からエンジンオイルの定期的なメンテナンスを実行するのが有効です。走行距離が少なくても一定期間が経過した時に、オイル交換をするとオイルの劣化を防ぐことができ、オイル上がりの対策になります。, オイル上がりが発生したエンジンに、粘度の高いオイルを入れると、シリンダーとピストンリングの隙間がオイル油膜で塞がり、燃焼室にオイルが上がりにくくなり、オイル上がりを防止できる場合があります。, エンジン内部の汚れ(カーボン等)が落ち、固着していたピストンリング(オイルリング)の動きが良くなります。そのため本来のリング張力が復活し、シリンダー壁の余分なオイルを効率良く掻き落とすことができるので、オイル上がりを防ぐ効果があります。, ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べると圧縮圧力が高く、爆発する力も大きくなります。そのためピストン、ピストンリング、シリンダーにかかる負荷も大きく、摩耗が早く進む傾向にあります。, またカーボンも溜まりやすいので、ピストンリングが固着しやすく、オイル上がりになりやすいです。, エンジンをばらして、ピストンリング交換、カーボンの除去・各部清掃が必要です。エンジン脱着、分解作業になりますので、20万円~30万円前後の修理費用になるでしょう。, 長時間エンジンをかけずに放置し、エンジンの始動直後にアイドリングで放置すると、オイルが燃えるような白煙が出ます。また下り坂でエンジンブレーキを使っている時などに、マフラーから白煙が出るケースもあります。, シリンダーヘッドの上部に溜まっているオイルが、バルブステムシールを伝わり、燃焼室に下がってしまうのが原因です。長い期間オイル交換を怠るなどオイルメンテナンスの不良で、汚れたオイルが、ステムシールを劣化させたり、傷がついてしまう事によりオイル下がりが発生します。, オイル上がりと同様に、日頃からエンジンオイルの定期的なメンテナンスが大事です。走行距離が少なくても一定期間が経過したら、オイル交換を実施するとオイルの劣化を防ぐことができます。, ワコーズのEPS(エンジンパワーシールド)は、エンジンのシール材の摺動部分の油膜増加に有効なダイラタント流体ポリマーを採用しているので、オイル下がりの防止に役立ちます。, バルブステムシールを交換しますが、シリンダーヘッドを外して修理します。カムシャフト、ロッカーアームなどを外し、バルブスプリングを分解しバルブも抜きます。, バルブステムシールの部品代は、5000円前後、工賃は、ヘッド脱着も含め5万円前後です。(コンパクトカー 直列4気筒の場合), 愛車のメンテナンスや修理について、また買取情報やお得な購入情報などを発信しています。. ミッドシップエンジンのボクスター。エンジンルームは. ピストンに傷?症状はどのようなものが起きる? 走り方や走行距離によってはピストンに傷が入ることもあります。 中古バイクであれば購入時から傷が入っていることもありえます。 ピストンの傷のデメリットというのは . 修理は基本エンジンのOH。という訳でエンジンを降ろします. ロッド表面(摺動相手面)の傷や表面粗さの異常などによる影響です。これには(1)かじり傷や打痕,(2)異物の噛み込み,(3)錆,(4)メッキのピンホールなどの異常原因が考えられます。 出力が最近落ちてきたというようなときにはピストン交換を考えることもあるかと思います。, 通常定期的に交換するようなパーツではありませんが、ピストン交換の工賃などについてまで解説をしていきます。, たとえばしばしばあるのが出力が低下してきたのでピストン交換を考えるというケースです。, ひょっとすればこれらの3つのパーツ交換をするのにピストンは交換しないというように考えている人もいるかもしれません。, 通常出力がやや低下したということでピストン回りの交換もするほどでもありませんが、出力アップを目指すのであればピストン交換も合わせてするほうが良いです。, エンジンに関係する重要な箇所ですし、ロックなどをすれば大きな事故になることもあります。, 爪でこすってみて引っかかるようであれば対処しなければ危険ですが、そこまでではないときにはサンドペーパーでこすることでも何とかなることが多いです。, またピストンは走るうちに先が真っ黒になってきますが、スラッジやカーボンが付着していることが原因となります。, 通常ピストンがここまで真っ黒になるのはエンジンオイルのメンテナンスをしてこなかったバイクに多いのですが、, ピストンの洗浄では単体にしなければゴミがエンジンに入り込むことが多く、かえって調子が悪くなることも多いです。, 5万以上となることが多いかと思いますが、リングやシリンダー、ピン交換も同時にしなければいけないことも多いので10万ほどは見ておいても良いと思います。, 日常的にエンジンオイルの交換などをしていけばそう無茶な走りをしなければ今回のようにピストン回りのパーツの交換は必要ないといえます。, ピストンリングが基礎にあってのピストンリングで、リングだけの交換では効果は半減する. オイル下がりと上がりの違いは? シリンダーヘッド内のオイルがバルブステムシールから燃焼室内に下がってくることをオイル下がりといいます。またシリンダーとピストンの間のすき間から燃焼室にオイ … 他オイルライン、インテークパイプ等外していきます. これシリンダーをクランク側から見た写真!!! なんでこっち側にも水経路みたいな溝があるんだ??? この溝と水経路までのシリンダーの肉厚が20㎜程度しかなくシリンダーの付け根とか. 通常、「焼き付き」という物は、ピストンの熱膨張により、シリンダーとのクリアランスが無くなってしまい…金属同士が物理的にこすれてギタギタになってしまうという事ですね。 普通は徐々にエンジンストップ、運が悪くてもいきなりのエンスト程度で済みますが、さらに症状がひどい場� シリンダーボア周り等に亀裂が良く入ります! 主作業はハーネスの取外し. 車内から.