会社の営業車から、プライベートでの普段使いまでこなす商用バンのおすすめ人気ランキングtop10を紹介したいと思います。スペック、燃費、価格までさまざな要点から厳選したバンと中古車価格までお届けしていきます。 日本で人気の車種といえば間違いなくミニバンで、特に背の高いトールサイズミニバンが大人気です。, また近年日本市場ではディーゼル車が復活してきているのですが、ミニバンでディーゼルエンジン車というのはあるのでしょうか。, ディーゼルエンジンの乗用車は欧州では大人気の車種ですが、日本ではかつて排気ガス規制の問題から一度なくなりました。, ですが現在新型のクリーンディーゼルエンジンが登場し、日本でもディーゼルエンジン車が復活したことでここ10年でじわじわと増え、国産車と輸入車を合わせると71車種ものクリーンディーゼル車が購入できるようになっています。, 日本市場ではミニバンという名前が一般的ですが、世界的にはMPV(Multi Purpose Vehicle)と呼ばれており、多人数乗りの多目的乗用車のことを指します。, 多人数乗りの定義には多少解釈に幅がありますが、一般的には6人以上が乗れることが必要で、7人乗りや8人乗りの車種が多いですね。, さてミニバンは日本の主要メーカーからは何車種も登場しており、トヨタ、ホンダ、日産などの大規模メーカーで開発される車種と、そこから中堅メーカーにOEMで供給される車種を合わせれば、およそ10車種〜20車種に登ります。, ですがその中でクリーンディーゼルエンジンを搭載した車種というのはわずか1車種のみで、非常に限られています。, その車種は三菱自動車が製造している「デリカD:5」で、2013年にモデルに追加される形で登場しました。, デリカD:5はミニバンとしては少し変わった車種で、7人〜8人乗りが可能なミニバンとSUVの要素を組み合わせた車です。, もともとデリカはキャンプなどオフロードで使える車というのが特徴で、デリカD:5もその特徴を受け継いでいます。, 比較的大径のタイヤサイズと最低地上高の高さがSUV並で、ミニバンとしてだけではなくSUVとしての魅力も併せ持っているのです。, オフロードではディーゼルエンジンの持つ低速トルクの高さが大きなアドバンテージであり、悪路走破性を確保するためには重要です。, そのためデリカD:5には登場時からディーゼルエンジンの登場が待ち望まれており、途中から追加された形です。, なおデリカD:5については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。, 海外でもMPVは何車種もありますが日本とは少々扱いが違い、日本で多く見かけるトールタイプのミニバンはとても少ないです。, そのかわり背の低いタイプのMPVのほうが一般的で、セダンやステーションワゴン系の車種の発展型が多いです。, その中で現在日本で購入できる輸入車のミニバン系車種は以下の3車種です。なおこのランキングは燃費差で並べてあります。, このなかでゴルフトゥーランとシトロエン GRAND C4 PICCASSOは、それぞれフォルクスワーゲン ゴルフとシトロエン C4のデザインを受け継いだMPVとなっており、車体を延長して7人〜8人乗りにした車種となります。, 最後のメルセデス・ベンツ Vクラスのみ背の高いトールサイズミニバンとなっており、日本のミニバンに一番近いのはVクラスです。, これらの車種をオススメするのであれば、上記のランキングそのままであり、やはり何よりディーゼルエンジン車の大きな魅力である燃費の良さがその理由です。, また輸入車は一般的に国産車より割高なのですが、上記のランキングはそのまま値段のランキングにもなっており、ゴルフトゥーランは比較的購入しやすい価格であるのもオススメできる点です。, ただ上位の2車種はトールサイズミニバンではないので、日本車のミニバンとは少し使い勝手が悪いという面もあります。, なお正しいやり方で値引き交渉をすれば、上記の価格よりも大幅に安くディーゼル車を購入できますよ。, さてディーゼルエンジン車が62車種もある中で、日本で人気のあるミニバンがわずか4車種しか無いというのはそれなりの理由があります。, クリーンディーゼル車の大きな特徴は燃費がガソリンエンジン車よりも良いという点にあるのですが、日本では燃費改善にハイブリッド技術のほうが優先されたためにディーゼルエンジン車が少なくなっています。, ディーゼルエンジンはその構造上ガソリンエンジンよりも燃費が良くなる特徴があります。, ですが日本で多いストップアンドゴーの多い車の走らせ方では、電気モーターを活用したハイブリッドカーのほうが燃費が良くなることが多く、ガソリンエンジン+電気モーターのハイブリッドカーが一般的となりました。, ミニバン系の車種には最初ハイブリッドは少なかったのですが、現在ではハイブリッドがほぼ必須の車種となってきています。, 一方欧州ではディーゼルエンジン車のほうが使い方に合うのでハイブリッドカーは少なく、クリーンディーゼル車のミニバン系車種のほうが一般的です。, そんな違いはありますが、コスト面との兼ね合いで日本市場でもクリーンディーゼル車は人気が高くなってきているのも事実で、今後ミニバン系車種でも増えていく可能性はあります。, 前述でも少し触れましたが、海外、とくに欧州市場ではミニバン系の車種はそこまで人気が高くなく、そもそもの車種が少ないという面もあります。, 欧州の道路事情は比較的高速の道路が多く、日本ほどストップアンドゴーも多くないので、背の高い車種はロールなどが大きくなるので人気が少ないのです。, フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランやシトロエン GRAND C4 PICCASSOなどの車種に関してもそこまで人気は高くなく、ディーゼルエンジン車の比率が少ないのです。, またもう一つ欧州ではMPVは商用車としてのイメージが強く、乗用車としての人気が少ないという面もあります。, 日本ではトラックこそ商用車というイメージが強いですが、欧州では日本でいうところのトールサイズミニバンのような車種が一般的で、やはりここでもトラックよりも高い走行性能が重視されています。, ですがやはり商用車イメージが強く商用車ベースで作られるMPVも多いので、乗り心地が悪いことも多いのです。, これらの理由からクリーンディーゼル車の本場である欧州市場でミニバンが少ないことが、日本市場でのミニバン系クリーンディーゼル車が少ない理由でもあります。, ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに対してトルクが高く燃費も良いという特徴を持ちますが、一方で騒音や振動が大きいデメリットも持っており、これは乗用車にとってあまりうれしい点ではありません。, ディーゼルエンジンの稼働時には特徴的なカラカラ音がどうしても発生し、またエンジン振動の高さから乗り心地も多少悪くなります。, これらは遮音材の追加やエンジンマウント部品の強化によって対策ができますが、それにはコスト増加というデメリットも付いて回ります。, ミニバンやMPVなどの車種は車が大きくなるのに対してコスト関係は厳しく、一般家庭向けの車種としてはそこまで騒音、振動対策にコストをかけられません。, そこにコストをかけるぐらいならガソリンエンジンにしたほうが有利であり、また燃費を考えるならガソリンエンジンベースのハイブリッドカーのほうがより有利となります。, この点はディーゼルエンジンのミニバンには常につきまとう点ですので、今後車種が増加するかに対しては大きなデメリットです。, さて前述でご説明した通りディーゼルエンジンのミニバンは車種が少なく選択肢が狭いのですが、現在はそれに変わるミニバン以外の車種もいくつか登場しています。, CX-8はマツダのクロスオーバーSUVの1車種で、マツダのSUVラインナップでは最大級のクラスとなります。, この車種には3列シート、7人乗りの仕様が追加されており、乗車人数ではミニバンのような使い方が出来ます。, マツダは日本メーカーとしてはもっともクリーンディーゼル車の開発に積極的で、ほとんどのラインナップにクリーンディーゼルモデルがあります。, すがマツダはミニバン系の車種を現在廃止してしまっており、その代わりとして登場したのがCX-8なのです。, それまで存在していたマツダ プレマシーの廃止と同時にCX-8の3列シートモデルが追加され、実質的な後継車となっています。, CX-8はマツダのスタイリッシュなデザインをまとった都会派SUVとなっており、デザイン的にミニバンとは大きく違ったカッコいいものとなっています。, エンジンスペックもトルクが非常に高く、街乗りでの使い勝手やSUVとしての悪路走破性の高さも持ち合わせています。, トールミニバンほどの室内空間の広さはありませんが、現在世界的にも人気の高いクロスオーバーSUVでありながら、ミニバン的な使い方もできる多目的車となっているのが人気の元です。, なおCX-8については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。, パジェロもSUVの一車種ですがCX-8のようなクロスオーバーSUVではなく、分類としてはクロスカントリーSUV寄りの車種となっています。, そんなパジェロにも3列シート7人乗りの仕様があるので、乗車人数的にミニバン的な使い方ができる車種です。, パジェロは三菱が長らくラインナップしている最上級車種であり、CX-8よりも大型の車種です。, クロカンSUVの特徴であるフレーム構造をモノコックと一体化した剛性の高い車体構造が特徴で、クロスオーバーSUVでは難しい悪路でも走破できる性能を持ちます。, ただエンジン的には結構古い仕様のものであり、最大トルクや最高出力は少し控えめです。また燃費はクリーンディーゼル車としては結構悪く、経済性が良いとは言えません。, その分三菱の最上級車種としての乗り心地の良さや内装の豪華さ、静粛性などが高く、価格差の分はCX-8より上級の車種となっています。, なおパジェロについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。, 輸入車でも3列シートを持つ車種はいくつかありますが、その中でおすすめするのはプジョーの最新型クロスオーバーSUVである5008です。, 5008もCX-8と同じくSUVとMPVの融合を目指した車種で、そのデザインは都会派のMPV風のものとなっています。, ですがタイヤは大径のものが採用されてSUVらしくなっていますし、うまく両者の特徴を融合させたものとなっています。, ディーゼルエンジンのスペックは少し控えめで、前述した国産車種には劣りますが、その分燃費は良好です。, また比較的大型の車種にもかかわらず輸入車としては価格が控えめで、購入しやすい車であることも特徴です。, プジョーは日本ではシェアがあまり高くないメーカーですが、ドイツ車やイギリス車にはないフランス車のスタイリッシュなデザインが特徴なので、かっこよいMPVが欲しい人などにもオススメです。, なおプジョーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。, 値引き交渉は正しくやらないと、車を買う際に60万円以上の損をする可能性があります。, 「値引きしてくれませんか?」「オプションをつけてくれませんか?」と何も考えずに交渉すると、営業マンに舐められます。, この正しいやり方さえ知っていれば、最大限まで確実に値引きできます。詳しくは下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技!』ページをご覧ください。, (クリーン)ディーゼルの維持費は安いかハイブリッド、ガソリンと比較!お得か高いか決着!, 某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。.

ディーゼルエンジン車は騒音、振動が大きい. © 2020 カーブロ All rights reserved. ビジネスシーンで大活躍する、商用車。貨物の輸送などを目的とした、働く自動車のことを指しますが、スズキ・honda・トヨタなどの自動車メーカーから、軽トラックやバンタイプなど色々な種類の商用車が発売されています。その特徴は車種によってさまざまで、燃費や荷室の広さもまち … 星野リゾートの公式アカウントです。星野リゾートでは、自然や文化、食など、その地域の魅力に触れる様々な体験をご用意しております。すべてのお客様に「ここに来てよかった」と感じていただきたいという気持... TATRAS&STRADA ESTはビジネスもホリデーも同じく楽しむ大人にファッションを通じて新しい喜びを発見して頂ける様に目指しているセレクトショップです。“Hi Quality”“S... 旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。, 広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。, 都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。, 信州で車とバイクと旅を愛する道楽者。曲者が集まるCLUB Autistaに所属し、ひと時を執筆に捧げる。, 都内在住の大学生です。ファッションが好きです。特にデニムが好きなので、毎日履いて洗濯してを繰り返し、自分だけの一本を制作中・・・, 経営学を学びながら、シャツ屋でアルバイトをしています。スーツ・シャツ・ネクタイ・革靴などに興味をもって、フォーマルブランドからカジュアルブランドまで、日々多くのものに触れながらセンス磨き中。. 家族が増えると、どのような車に乗ろうか、大きい方がいいのかなどいろいろ考えてしまいますよね。トヨタやホンダ、日産などのメーカーから、ミニバンやコンパクトカーなど様々なタイプの車がファミリー向けとして発売されています。一般的にファミリーに人気のある車種でも自分の家族に... 近年、人気が上がってきているSUV。外車のSUVもたくさんありますが、トヨタやホンダなどの国産メーカーからも迫力のあるSUVが販売されています。最近は、特にオンロードでも乗りやすいクロスオーバータイプが人気ですが、コンパクト・ハイブリッドなど特徴もまちまちで、どれにしようか迷ってしまいま... 近年、ますます注目を集めているSUV。特に日本で人気を博したのがクロスオーバータイプですが、最近では、外車でもコンパクトな街乗り仕様のSUVが増えてきています。メルセデスベンツやBMW、アウディなど憧れのメーカーから、多くのSUVが発売されていますが、どのくらいパワフルなの?燃費の良さは... 街でもたまに見かける、外車のコンパクトカー。国産車とはちょっと違う雰囲気もあり、あこがれますよね。外車というと高いイメージがありますが、コンパクトカーなら意外に手頃な値段で購入できるので、手に入れるのも決して夢ではありませんよ。とはいえ、デザインや排気量など、その特徴はさまざま。どう選べばいい... 輸入車の中でも、高級かつスポーティーなイメージで人気の高いBMW。しかし、定番の3・5シリーズやX・Z4などたくさんのシリーズがあり、セダン・SUV・ミニバンなどラインナップも豊富で、どれを選べばよいのか悩んでしまいますよね。そこで今回は、BMW... 宿泊費の節約、移動時間の節約など、嬉しいメリットがいっぱいの車中泊。アクティブな旅行者の間で、近年人気が高まっていますね!キャンピングカーやハイエースなどの本格的な車を思い浮かべる方も多いと思いますが、実はそれ以外にも選択肢が豊富。ミニバン・SUVはもちろん、コンパクトカーや軽自動車でも... 多くの人の憧れの的、オープンカー。天気のいい日に風を切って走るのは、最高ですよね!特に外車は選択肢が多く、デザインもかっこいいものばかり。しかし、ソフトトップタイプはデメリットも多いと聞くけど本当?ハードトップとの違いは何?2人乗りと4人乗りはどちらがいいのか悩む…など、疑問がたくさんあ... 【徹底比較】40代におすすめのファンデーション人気ランキング47選【2020年最新版】.

ディーゼル車はヨーロッパで広く普及しています。国内ではバンやトラックを中心に普及してきましたが、最近マツダが、ディーゼルの乗用車に注力しています。そこで、人気ディーゼル車の選び方とおすすめランキングを紹介します。 かつては忌み嫌われたディーゼルエンジンですが、現在では環境に優しいクリーンディーゼルとして、世界中の各メーカーが開発に力を注いでいます。

最近の車市場でじわじわと注目を集めている、クリーンディーゼル車。軽油で走る燃料代の安さと燃費の良さで人気上昇中です。bmw・マツダ・トヨタなど、国内外のメーカーから発売されており、suvやセダンなど車種も豊富にあります。しかし、補助金は出る? ベースメイクの印象を大きく左右するファンデーション。40代になると、肌の乾燥が加速。気になる部分も増えてきて、どのファンデーションを使ったらいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。また、プチプラからデパコスまで価格帯もさまざまなうえ、カバー力や崩れにくさなど、知りたいことは口コ... ととのうみすとは、さっと吹きかけるだけで毛穴のつまりを解消し、ツルツル肌に導いてくれるクレンジングウォーターです。インターネット上では「毛穴汚れがきれいになる」「化粧ノリが良くなる」と評判の製品ですが、その反面「肌がつっぱる」「独特な香りがする」といったネガテ... ダイエット時の栄養補給をサポートしてくれる「ダイエットサプリ」。国内メーカーだけでなく、海外製品も多く販売されています。しかし、バランスのよい生活習慣をサポートするもの、食べたい気持ちをサポートするものなど種類が豊富で、せっかくダイエットに燃えていても、どれが自分に合うのか分からずに選べ... ゲーム機本体、プレイステーション4(PS4)ソフト、プレイステーション3(PS3)ソフト. クリーンなディーゼル搭載車おすすめ10選.

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに対してトルクが高く燃費も良いという特徴を持ちますが、一方で騒音や振動が大きいデメリットも持っており、これは乗用車にとってあまりうれしい点ではありません。

Copyright © JUKKI Co., Ltd. All rights reserved. 軽バンのおすすめモデルは?車中泊も可能な車種を人気国産メーカーからピックアップ! 維持費が安く実用性も抜群な軽バンは、いまや商用車としての用途だけでなくアウトドア・車中泊など趣味を楽しむ上でも頼れる相棒として多くのユーザーに親しまれています。 クリーンディーゼルエンジンとは?メリット2つとデメリット3つ!仕組み/構造の特徴まで解説!, (クリーン)ディーゼルエンジンの音の特徴!カラカラ音の原因と低減対策まで全て解説!. かつては忌み嫌われたディーゼルエンジンですが、現在では環境に優しいクリーンディーゼルとして、世界中の各メーカーが開発に力を注いでいます。クリーンディーゼルの魅力に迫りながら、特色溢れる10車種をピックアップしてご紹介します。, ディーゼルエンジンと聞くと、「ガラガラとうるさい」「振動がすごい」「黒煙が出る」「排気ガスが臭う」「環境に悪い」などネガティブな印象を持つ方がほとんどだと思います。実際に、大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)やPM粒子をガソリンエンジンよりも多く排出します。都市部では、ディーゼル車規制条例が施行されたのも、記憶に新しいニュースです。しかし、それはもはや過去の話です。技術の進歩がディーゼルエンジンの歴史を大きく変えました。燃費が良く、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量が少ないディーゼルエンジンが再び脚光を浴びています。, 2000年に入ると、燃料噴射装置の高精度化と排ガス処理技術の向上により、過去のディーゼルエンジンが抱えていた問題のほとんどが解消されました。そうなると、ガソリンエンジンより高効率なディーゼルエンジンの魅力が際立ってきます。ディーゼルエンジンの特徴は、燃料にガソリンよりも安価な軽油を使用することです。軽油を使用することで可能になる高圧縮比・高熱効率。それによってもたらされる圧倒的な低速トルクです。現在では、汚染物質を出さず、CO2も少なく、燃費が良い「クリーンディーゼル」と銘打って、各メーカーが開発に鎬を削っています。今回は、ガソリンエンジンには真似できない、独特かつ魅力的な乗り味を誇る10台のクリーンディーゼル搭載車を紹介します。, SUVの代名詞と言われる三菱パジェロ。悪路を走破するための、大きく重い車重には、やはり大トルクを発揮するディーゼルエンジンとの相性がとても良いのです。ディーセルエンジン開発に、古くからの実績ある三菱のエンジンは信頼がおけます。ボディタイプには5人乗りのショートと7人乗りのロングが用意され、ファミリーユースでも使い勝手が良いでしょう。まさにオールラウンダーと言える一台です。【スペック】モデル:EXCEED ロングボディサイズ:全長4900×全幅1875×全高1870(ロング)エンジン:3.2L直列4気筒ディーゼルターボ 190ps/3500rpm 45kgm/2000rpmトランスミッション:5AT駆動方式:4WD燃費:10.0km/L 車両本体価格:4,228,200円〜, トヨタの伝統ランドクルーザープラド。これほどディーゼルエンジンが似合う車は他には無いでしょう。新開発の1GD-FTVディーゼルターボエンジンは、4000m級の高高地から、-50℃という極寒でも世界中のあらゆる場所で安定して使えるエンジンとして開発されました。AdBlueという尿素水溶液を使用して、窒素酸化物を還元して無害化するシステムを採用します。世界一信頼できるディーゼルエンジンでしょう。【スペック】モデル:プラドTZ-Gボディサイズ:全長4760×全幅1885×全高1835エンジン:2.8L直列4気筒ディーゼルターボ     177ps/3400rpm 45.9kgm/1600-2400rpmトランスミッション:6AT駆動方式:4WD燃費:11.2km/L車両本体価格:5,133,937円, 日本のメーカーではもっともクリーンディーゼルに力を入れているのがマツダ。独自の技術である「SKYACTIV-D」は他のディーゼルエンジンに比べて圧縮比を低く押さえ、さらなる高効率を実現しました。そのため尿素還元装置(AdBlue)を必要せずとも、クリーンな排出ガスを実現した次世代クリーンディーゼルです。マツダはこのスポーティSUVであるCX-5の他に、アクセラ・アテンザにも同じエンジンを搭載。また、1.5リッターディーゼルエンジンをデミオとCX-3に搭載しています。【スペック】モデル:DX176ps/4500rpm 42.9kgm/2000rpmボディサイズ:全長4545×全幅1840×全高1690エンジン:2.2L直列4気筒ディーゼルターボ     176ps/4500rpm 42.9kgm/2000rpmトランスミッション:6AT 6MT駆動方式:2WD 4WD燃費:18.5km/L車両本体価格:3,610,000円~, ディーゼル車の普及率が40%を超えるフランスを代表するプジョーのディーゼルモデル。欧州で実用されているそのままの形で輸入されるプジョー308 allure BlueHDiはまさに本場のディーゼルと言えます。AdBlueという尿素水溶液の補充は必要ですが、世界一厳しい排ガス基準EURO6に適合するディーゼルエンジンです。モデル:308 allure BlueHDiボディサイズ:全長4260×全幅1805×全高1470エンジン:1.6L直列4気筒ディーゼルターボ 120ps/3500rpm 30.6kgm/1750トランスミッション:6AT駆動方式:FWD燃費:21.0km/L車両本体価格:2,990,000円~, BMWが送り出す、ミニにもクリーンディーゼルが搭載されます。4ドアステーションワゴンに仕立てられたクラブマンには、4種類用意されるディーゼルの最も高出力なエンジンが与えられます。ミニ特有のゴーカートフィーリングと、ディーゼルエンジンによる、ゆったりとした乗り味が融合された新感覚のミニです。【スペック】モデル:クーパーSD クラブマンボディサイズ:全長4270×全幅1800×全高1470エンジン:2L直列4気筒ディーゼルターボ 190ps/4000rpm 40.8Nm/1750-2500rpmトランスミッション:8AT駆動方式:FWD燃費:22.7lm/L 車両本体価格:4,040,000円~, 北欧スウェーデンのボルボが送り出す車は、世界一安全な車と称されます。XC60はボルボのスタイリッシュSUV。エンジンには、乗用車ではボルボだけが採用する「i-ART」という高精度の燃料噴射制御技術で高い静粛性と環境性能を実現しています。【スペック】モデル:XC60 D4ボディサイズ:全長4645×全幅1890×全高1715エンジン:2L直列4気筒ディーゼルターボ 190ps/4250rpm 40.8kgm/1750-2500rpmトランスミッション:8AT駆動方式:FWD燃費:18.6lm/L 車両本体価格:5,990,000円~, エンジン屋であるBMWが世界に送り出すディーゼルエンジン。それと知らされなければ、もはやガソリンエンジンとは区別できないほど洗練されています。それでいてディーゼル特有の豊かな低速トルクはそのままに、優れたグランドツーリング性能を発揮します。なめらかに高回転まで回るエンジンを得意とするBMW。ディーゼルエンジンでも、やはりBMWたる雰囲気を醸し出しています。【スペック】モデル:320d Mスポーツボディサイズ:全長4625×全幅1800×全高1440エンジン:2L直列4気筒ディーゼルターボ 190ps/4000rpm 40.8Nm/1750-2500rpmトランスミッション:8AT駆動方式:FWD燃費:21.4lm/L車両本体価格:5,500,000円~, 世界に名だたるメルセデス・ベンツは日本で販売するほぼ全ての車種にディーゼルエンジンを設定しています。その中からE350 BlueTECステーションワゴンをピックアップしました。AdBlueという尿素水溶液の補充は必要ですが、洗練されたエンジンと、その車体の躾はやはりメルセデスそのものです。モデル:E350 BlueTEC ステーションワゴン アバンギャルドボディサイズ:全長4905×全幅1854×全高1507エンジン:3L V型6気筒ディーゼルターボ 252ps/3600rpm 63.2Nm/1600-2400rpmトランスミッション:7AT駆動方式:RWD燃費:18.0lm/L車両本体価格:8,330,000円~, イギリスの名門自動車メーカーであるジャガーもディーゼルエンジンに積極的です。2リッター4気筒ターボエンジンはジャガーには似つかしくないように思えますが、その洗練された振舞いはジャガーの新たなキャラクターとなりうるエンジンです。「インジニウム・ディーゼル」と名付けられた新開発エンジン。その姿勢から、ジャガーのディーゼルに対する自信と本気具合が伝わってきます。モデル:XF 20d Pureボディサイズ:全長4965×全幅1880×全高1455エンジン:2L直列4気筒ディーゼルターボ 180ps/4000rpm 43.8kgm/1750-2500トランスミッション:8AT駆動方式:RWD燃費:16.7km/L車両本体価格:6,140,000円~, マセラティとは、フェラーリの傘下に入るイタリアの老舗スーパーカーメーカーです。フラグシップモデルの「クアトロポルテ」は、フェラーリ製のエンジンを搭載するビッグ4ドアセダン。それより一回りコンパクトなギブリにはV6デイーゼルエンジンが搭載され、日本で販売されています。車体にディーゼルを示すものは一切なく、タコメータが示すレッドゾーンがガソリンエンジンよりも低いだけです。それは走り出しても同じで、ディーゼルのネガディブな部分は一切出さず、痛快に走行できるスーパーセダンです。モデル:ギブリ ディーゼルボディサイズ:全長4971×全幅1945×全高1461エンジン:3L V型6気筒ディーゼルターボ 275ps/4000rpm 61.2kgm/2000-2600トランスミッション:8AT駆動方式:RWD燃費:17.0km/L車両本体価格:9,430,000円~, かつては忌み嫌われたディーゼルエンジンも、技術の進歩によりもはやガソリンエンジン遜色ないレベルにまで進化しています。その上で、ガソリンエンジンにはない特色を持つディーゼルエンジンのさらなる進化に注目です。特に長距離移動は、その大トルクと燃費性能がもっとも活かせるステージです。家族全員で旅行などのシーンでは大活躍するでしょう。車選びの一つとしてクリーンディーゼルを候補に挙げてみてはいかがでしょうか。.