11+11+11+11+11=55だ。→正解です。お菓子を一つあげましょう。, 次の週 昇段審査での筆記問題でも出題される「心構え」ですが、具体的にはどういったことを指すのでしょうか。, 今回の「弓道の昇段審査での「心構え」とは?」では、そんな「心構え」についてご説明します。, 弓道での心構えは、「自分が弓道をするために大切にしていること」とも言い換えができると思います。, 例えば、稽古前の「礼」で気持ちの切り替えを行う、とか、初心を忘れない、とかそういったことです。, 前項で、弓具の整備や、道場の整頓とも異なりますといいましたが、大切にしていることという考えでは、弓具や道場があるおかげで弓道の稽古ができることに感謝している、というようなことであれば良いのです。, 調子がよいときほど反省をするとか、練習前後に矢の手入れをするでもいいし、会を長くするようにしているでも、何だって構いません。, 例えば、会を長くするようにというのは、射法八節の一項目であるので、「弓を引く行為」に値しますよね。, 上の文の中で、調子がよいときほど反省をする、と、練習前後に矢の手入れをするが残ります。, そういった場合は2つでも構いませんが、最初のうちは欲張らず、常に意識できるほうを選んだ方がよいかもしれません。, 自分ではまだよくわからない、決めきれないといった場合は、尊敬できる人のまねをしてみましょう。, 尊敬している人と同じ心構えを持つことで、モチベーションも上がるし、意識することができます。, 弓道上達革命 ~初心者と指導者向け~【天皇杯覇者 教士七段 増渕敦人監修】DVD2枚組. 弓道早気に悩む人へ1人でできる早気克服のヒントをブログ記事にしました。早気の原因は脳の誤作動記憶です。脳が早気になるパターンを記憶してしまったことが原因です。ですから、ご自身で新しい情報を脳と身体に刷り込ませていき身体が誤作動しない状態を脳に再学習させていきましょう。 一つ一つ足していきます。3+7+11+15+19.....うーんと、できた。55だ。→正解です。お菓子を一つあげましょう。, 次の日の問題。 11×5=55だ。→正解です。お菓子をあげましょう。(ホッ。ヤッタ・・・これでいいんだ), お分かりでしょうか。この人はもう早気にかかってしまっています。このまま放置していても治りません。, なぜならこの過程はほとんどの場合無意識で起きているため気づかなければずっと進歩しないどころか定着してしまうからです。, 足し算のやり方を忘れるなんておかしい!と思うかもしれませんが早気の人は本当に会の保ち方を忘れてしまっています。, 私たちの脳ミソは楽をしたがるように出来てしまっています。なので1回できたこと、楽をして早く的中したことは快感なので繰り返したくなります。, 問題文を読まず(=狙いをつけて伸び合わず)かけ算を1回するだけで2問中1問正解しお菓子をもらえるならそうしてしまうのです。, それと同じで会を持たずにカンタンに離してしまって中ってしまうと困ったことにそれを再現しようと思ってしまうわけです。, さらには発症してしばらくすると早気がダメだと言われても早気を擁護する論を取り入れては自分を正当化しようとする状態になってしまいます。, 人間は自分に都合の良い根拠しか見えず、楽な方へと自分の考えを固めてしまう性質を持っているからです。, この状態は中りが50%の時に抜け出しにくいと言われています。勝率半々の予測不能な状態が動物の報酬系を最も長く活性化するという動物実験があります。, また、大会などで早気のまま1度中る成績を残して良い思い出にしてしまうと抜け出しにくくなります。, その結果的中はできないので早気のせいにして自分の実力ではないと無意識に弁解している場合もあります。, 会を持っているうちに「狙いが変わってしまう、縮んでしまう、暴発してしまう、筈こぼれ」などで離れがめちゃくちゃになってしまった。, 大会や師範の前など、緊張する場で自分の失態を避けるため急に意志に反して早気で乗り切ろうとすることもあります。, ゆるみがあり中りはなく、早気の悩みが深いのはこの型の特徴です。逆に的中型は早気でもケロっとしていることがあります。, といった器質的な理由をもっている型です。初心者でも発症し、発症早期から巻藁でも持つことができません。, そのため的中型の人もトラウマ型の人も自分を道具型だと思ってしまう節がありますので注意が必要です。, 分類不能型は矢数をかけすぎて疲れたのが癖になったとか、原因不明、複数の原因が併存している等があります。, まず知っておいてよいのはやることをやって矯正しようとすれば早気の80%以上が3年以内に治癒するという調査もあることです[文献1]。, これはもともとの性格も絡み、個人によって程度が違いますが多くは治るということを知っていれば多少は気が楽になります。, <ⅲ>この1本だけ何してもいいから持てと言われても反射的に離してしまう(巻藁でも早気である), 伸び合いは高的中の必要条件です。最終的には矢筋、肩線、角見など流派に従って一定の伸び合いを身に着けられるよう努力をしましょう。, ですが完全に熟達した伸び合いができなくても伸び合いを練習するために会の長さは必要です。, そのためにまずは道具型以外は器質的な問題は無いという点は理解しなければなりません。, 初心者のうちは身に余る強弓でない限り下手でも早気にはなりません。射型のせいだけで早気になっているというわけではないのです。, 上達戦略三章でも述べた通り人の意志は弱いものです。人が変わるには環境を変えて練習するのが手っ取り早いと言えます。, 軽症の場合は以下の方便を使ってみるとうまくいく場合もあります。三章の「まずやってみるべき練習思考」「スランプ時」から考えます。, 会を持つ以外はできなくてもいいから会を持つことだけができる状況を考えてみます。安易な11×5での半端な的中を捨てなければ正しい足し算はできません。, 的を外して安土に向かって引いたり、前の的を狙ったり巻藁矢を番えて的前に立ったりする。巻藁練習は無効な場合も多いです。, とにかく限界まで1分以上保ってみる。そこから少しずつ短くして20秒くらいにしてみる。, ダイエットや禁煙でも徐々に食べる量、吸う量を減らすのではなく、「一切間食をしない、完全に禁煙する」という規律を決めたほうが成功率が大いに上昇したという研究があります。習慣を変えるには明確な進路変更が必要なのです。, 会に入ったら素数を言う、ちょっと難しい暗算問題を出してもらう、数えてもらったり持てる状況を作るなどを行ってみます。, それから足から肩、手の内に至るまで細部まで丁寧に力を流して観察します。目を閉じたりしてもいいでしょう(安全にはくれぐれも注意すること)。, 方便も続けなければクセはつきませんからしっかりと環境を作り、継続して実施することが肝になります。, 一生懸命持ってもダメになるばっかり、と思わずにまずはできることをやっていきましょう。誰でも最初から伸び合えるわけではありません。, 治ることを信じて、時間はかかってもできるところだけ少しずつ反射を取り除いていくしかありません。, 焦らず徒手なら持てる。ゴム弓なら持てる。素引きなら、巻藁なら、頭の中なら、とゆっくりステップアップしましょう。, ガムテープを巻き付けるなどしてカケ指を離れないよう接着する(暴発には気を付けるように), 早気の治療中に起きるビクは後遺症のようなもので、「しっかり持って離してはいけない」という意識と「離そう」という反射の衝突から生まれます。, トラウマ型の亜型発症ケースが存在します。離すことに恐怖がある場合、ゆるめて早く離してしまう早気タイプと離さないでいるもたれタイプが居るということです。, 道具型も的中不安型もありますがもたれの発生には早気以上に複雑な精神生理がありそうですが私も詳しくは分かりません。, 恐怖がないもたれは早気より会がある分いくらか段階が上ですが最終的な目標はやはり伸び合いができるようになることでしょう。, 重症の場合は三章の「まずやってみるべき練習思考」などから治す方法を模索してみてください。, ここでは早気の克服戦略について考察し技術的問題ではなく、精神心理的問題を中心に取り扱いました。, 射技上の問題もあるにはあると思いますがゴルフでも技術関係なくイップスは起きます。形によるものはごく軽微であって、精神的部分がほとんどなのです。, そういった部分を克服し上達しようとすることこそが、ある種武道的側面を持っていると感じます。, ですが技術面を考えて矯正する方法もありますから月間弓道2014年9月号を手に取ってみてください。印西派の範士の先生が詳細に解説されています。, 今回の記事を参考にしていただければ幸いです。特殊な早気体験などあったら是非ご意見お寄せください。, 参考文献 2-4.道具器質型 本来は、弦切れの前に交換するのが適切な使用方法です。 学生さんなどは、練習量が多いので切れるまで使うという人が多いようですが、おすすめは出来ません。 せめて、弦が切れかかっているとか、弦輪が痛んできたのを見かけたら早めに交換する癖をつけましょう。 弦切れで、弓を痛めてしまっては、元も子もありません。 竹弓だと、自然に切れた方が弓の形が直るとか、反動が元に戻るとか言う方がいらっしゃるのを見聞きすることがありますが、賢明なみなさんは間違った知識をつけないようにしてく …