特にオール電化であれば必須でしょうし、電気代や水道代の光熱費を節約をしたいという人も検討しているようです。, そんなエコキュートですが、オール電化を前提としている一条工務店のi-smartでは標準仕様でした。, しかし私は、そんな標準仕様を取りやめ、ガスボイラー式(エコジョーズ)に切替をしました。 (なお、取りやめに伴う差額はありません。), なぜ、エコキュートをやめたのか? 騒音問題やトラブルが絶えないから? それは、エコキュートと原発とに関係があるから?, エコキュートだけが原発を再稼働させる理由にはなりませんが、現状、原発ありき(余った電気をどうするか?)で開発された設備といっても過言ではないでしょう。, エコキュートとは、エコな給湯器というところから名付けられたのかどうかはわかりませんが、電気代が節約できる給湯器という売り文句です。, 安い深夜電気を利用して80度の温水を作り、 それを魔法瓶のようなタンクで保温し、 使いたいときにそこから水と混合させて水道から出す, ボイラー式の給湯器で慣れている人にとっては、エコキュートは蛇口をひねってからお湯が出てくるまでの時間がかかるというのが気になります。, タンクからお湯が出てくるまでの時間はタンクから蛇口までの距離にも左右されますが、私が宿泊体験などで何回か試したのですが、いずれも1分以上かかりました。, 「寒い冬は早くお湯が出て欲しい」し、「お湯に変わる間の水道代ももったいない」気がしてなりません。, 手を洗うなど、使う時間は短いのに、 水道管の中のお湯は、次に使うまでの間に冷め、 次に使う時に、その冷えた水がでてきます。, ボイラー式のものでも同様に起こりますが、エコキュートの場合には本体が外部にあり、タンクにに溜まっているお湯が出てくることになるので、ボイラー式よりも距離が長い上、外部を通る距離が長いのかもしれません。, また、オプションで混合栓にして洗濯物をお湯で洗うということもしているのですが、結局、お湯が出てくるまでに時間がかかってしまっては、残念でしかたありません。, そして、貯めたお湯は魔法瓶のようなタンクで貯めているわけですので、当然ながら冷めてきます。, 12時間で10度以上下がると言われていますから、深夜電力が終わる朝7時から、本当に使いたい夜のお風呂までの間に、せっかく沸かしたお湯も冷めているのです。, もちろんこれはお湯を出す際に水の量を少なくして温度調整をしていますが、12時間も保温したお湯ってどうなのでしょうか?, 1家族だけならまだギリギリなんとかなるが、友達家族が遊びにくると、完全にお湯がなくなるそうです。, 巷では、「電気代が今より安くなることはない」と言われていますので、総合的に見ても料金が高くなっていく傾向にあります。, また、深夜電力というのは、誰も使わない時間帯なので安く、昼中夜動かしていたほうが効率的な発電(原発など)などを想定したものです。, つまり、皆が深夜に使い需要が上がれば当然ながら電気代は高くなりますし、それを補うために発電をしなくてはならないような状態は、あまり好ましくない気がします。, また、エコキュートで起こると言われている湯切れ問題では、湯切れを起こさないためにお湯の量が少なくなってきたら自動で沸かすことをしているようですが、その湯切れを察知してお湯作りを始める時間帯は、当然ながら電気代が高い時間帯です。, また、太陽光などの電気を使って溜めるということもできるかもしれませんが、深夜電力を使って膨大な電力&時間を使って溜めることを想定していますので、標準の370リットルを80度のお湯に替えるために何時間もかけてお湯に変えているのです。, それでは、まるでお湯を作るための太陽光発電のようです。 いつまでたっても太陽光発電の設備回収ができなくなります。, エコキュートの導入は40~50万円くらいと言われていますが、果たして寿命は何年なのでしょうか?, 隠れランニングコストのエントリーで例として書いていますが、エコキュートが出てきたのがここ最近のことで、実際に壊れた話はネットにたくさん書かれています。, それなりの設備投資で電気代が安くなるはずだった・・・けれど、結局、修理やら買い換えやらでお金がかかっては残念です。, 毎日、非効率に何時間もかけて電気でお湯を作っている装置ですから、過酷な環境であることには変わりありません。, また、不採用理由2にある電気代の件にあるように、結局、そんなにうまく電気代だけを安くすることは決してできません。, 「お湯の温度は低めに!」 「お湯は節水すること!」 「夜中や朝にお湯を使わないこと!」, 実際、友人宅では、泊まりにくる人が多いことから、毎日のように湯切れをしていて、とんでもない高額になったそうです。, これもいろいろな問題になっていますが、どうやら深夜に何時間も動作をし続けることからエコキュート騒音問題&近隣トラブルが各地で起きているようです。, そもそも、エコキュートは夜中にずっと動き続けている設備ですから、何かしらの音は出ます。 それが夜中の間、ずっと音が鳴っているわけです。, しかも、低周波が出るようで、エコキュートが隣地の家の寝室が近いなどの場合には、不眠などで訴訟が起きているということも実際に起こっています。, 風力発電などを行っているところではこのような低周波問題がありますが、密集した住宅地でも起こっているのです。, 高周波は、ほとんどが壁などで吸収されたり高い場所に逃げていく傾向にありますが、低周波は遠くまで響くのです。, オーディオのスーパーウーハーがとても響くように、壁を抜けて耳障りで気になったら眠れないという状態が起こりえます。, 自分の家がそういった問題を抱えたり被害に遭うのも嫌ですが、エコキュートで近隣に低周波を出して近隣トラブルになるのも嫌なものです。, やはり近隣に迷惑をかけるようなエコキュートはできれば採用しなくないなぁ~・・・と考えてしまいます。, ちなみに、エコキュートだけでなくエネファームでも同じような騒音問題は起きていますので、同様のシステムにはすべて問題があるのかもしれません。, 沸かせばすぐにお湯が出てくるのに、 なぜ何時間も前に沸かしたお湯に 水を混ぜて使わなければならないのか, お湯を沸かすというのは単純なことなのに、電気が安いからという理由だけで、深夜に何時間もかけて騒音を引き起こしながらお湯を作る装置を入れるということに、どうもポリシーが合わなかったようです。, 最近では、魔法瓶のポッドなどを使わず、瞬間湯沸かしのケトルなどを使うことも多いですよね。, すぐにお湯は沸くのに、なぜ、そんな面倒な仕組みが必要なのか?といえば、電気代を安くしたいという消費者の心理に訴えかけた商品だからです。, 深夜電力を使おうとすると、深夜電力の安いeプランというものを選択しなければならないのですが、深夜の3倍高い昼間の電気代が気になってきます。, ですから、何時までに何をしておこうとか、夜の3倍電気がかかっているんだとか考えてしまうと、生活が電気に追われてしまいます。, 実際、どれほど安くなるのかというのは不採用理由2にも書いていますが、基本料金をダブルで払ったとしても生涯コストはさほど変わず、あとは運次第です。, エコキュートは、電力会社が主導でオール電化を普及させるために作った装置で、その前提として原子力発電の稼働があったとのことです。, 原子力発電が稼働すればその分だけ深夜の電気が余るので、その電気をなんとか売ってしまおうということから、深夜の電気で給湯をすることを考え出したのです。, たとえば、リニア新幹線で必要な電気のために原子力発電が必要ですが、深夜には新幹線は走らないので電気は余るのです。, 原子力発電が動いてなくても停電にならなかったじゃないか?という人がいますが、深夜に必要な電力はコストの高い火力発電などでまかなっているわけです。, いずれは原子力発電が再稼働することを見越して、高いコストで深夜に火力発電をしているのです。, 目の前ですぐに効率的に沸かして使えるお湯を なぜ12時間も保温しておかなくてはならないのか, 何時間も大量の電力を使って、何時間も保温している状態・・・やはり根本的におかしくデメリットにしか感じられません。, 原発ありきで夜中の電力の使い道を考えている電力会社とそれを開発した設備のメーカーだけが儲かり、結局、消費者にはあまりメリットがないというのが現実ではないでしょうか。, そして行き着いた先に原子力発電の問題があり、違和感の根源がそこにあったというのはなぜか納得がいってしまいました。, わが家はガスボイラー(エコジョーズ)になりましたが、いずれにしても省エネで生活はしていきたいと思っています。, ガスにしたから床暖房もガスにしたのですか?という質問を多く頂きます。 実は、床暖房は電気にしたのです。その記事はこちら(床暖房はガス式か?電気式か? ~ガス併用でも電気式にした理由)からどうぞ!.