片目で見たときには一つになり、両目で見たときのみに二つになる複視を、両眼性複視といいます。右目と左目で違うものを見ているとき、つまり斜視(図1:目の位置にずれがある)があるときに存在する複視が両眼性複視です。本項目では、両眼性複視について解説いたします。, ■原因
目を内下方に引っ張る筋肉である上斜筋の動きが悪くなるため複視を自覚します。筋肉の動きは、目を内下方に動かす以外に内向きにねじる(回旋)働きがあり、内向き回旋も同時に障害されます。そのため、患側を見ると複視は減弱し、健側を見ると複視は悪化、患側に首を傾けると複視は悪化し、健側に首を傾けると複視は減弱します(図5)。
2.内斜視
(1)甲状腺眼症(図6)
左右に極端な視力の差があればメガネを作った後に不具合が出る場合もあるかと思います。 この現象を不同視ともいいますが、矯正するべきかどうかという時点からも悩む問題ではないかと思います。 通常極端 … Wordの画面で白い部分や透明な部分(余白の部分)は「何も無い」ように見えます。しかし、何も無いわけではありません。, 中央揃えや右揃え、インデントを設定すると左右に余白ができますが、この白い部分には「目に見えない力」が働いているものと考えます。Wordを使いこなすには、何も無いように見える部分に「見えない力」が働いていることを理解しなければなりません。, 問題文のあとに簡単な操作方法を解説していますが、静止画では、わかりにくいと思いますので、最後に動画を載せています。ぜひご覧ください。, 中央揃えをすると両側は余白となり、原則として、その余白部分に文字を入力することはできません。また、2行以上の長い文章を中央揃えにすると最後の行だけ中央になります。この理由を説明できるでしょうか?, 中央揃えは、その文字(文章)だけに設定しているのではなく、行の横幅いっぱいに設定しています。横長の長方形を描いているのと同じです。, 文字が中央揃えになるのは、左端と右端から同じ力で押しているからです。その行に入力した文字は、行の左右から受ける力によって中央に寄せ集められるのです。したがって、白い部分に文字が配置できるということは絶対に無いのです。, 2行以上の長い文章の場合は、行単位で文字数を数えて同じ力で押している(文字数によって押す力が異なる)から、文字数の少ない最後の行だけが中央に寄せられるのです。, さらに、左右の端の位置は自由に変えられますから(後述)、中央揃えをしたからといって用紙の中央になるとは限りません。, ルーラを表示と非表示を切り替えなさい。また、ルーラを表示してサンプルの文章を表示しなさい。, Wordの扱いに慣れている人は常にルーラを見ながら作業をします。ルーラの確認不足は様々なトラブルを招きます。Wordに慣れていない人が「Wordが勝手にずれる」などと言うのは、たいていルーラの確認不足が原因です。, まず、表示タブのルーラにチェックを入れて、ルーラを表示します(Wordのバージョンによって多少画面の表示が異なります)。ルーラの表示・非表示はここで切り替えます。, 文章を長めに入力します(サンプル文章の入力・・・わえなびマスタリーWord Program1-1 の動画参照)。, ページ設定で、1行あたりの文字数を35字に設定します(参考:【Wordページ設定】用紙と文字数の設定方法とフォントの親子関係について)。, いま、1行あたり35字の文字が入力できますが、そのうち、左側の20字だけに文章を入力できるように設定します。右側の15字分を開けることによって、メモがとれるようにします。, 右インデントを動かすだけで良いですが、「右」を15字にしてちょうど15字に設定することも可能です。, もう一度、ルーラを確認します。左インデント=文書の左端は0字、右インデントは20字となりました。横が20字に達した時点で次の行へ折り返されます。先ほどに比べて、文章が縦長になりました。, ルーラを見ると左端と右端にインデントマーカーがあります。この目印は、文章が入力できる範囲を表しています。Wordの文章は、改行の指示がなくても、このマークがあれば折り返されます。もし、文章の左端と右端を動かしたい場合は、このインデントマーカーを動かします。, ルーラは文章の左端と右端の位置を示す重要な目盛です。Wordを使うときにはルーラを必ず表示して、書式設定を行うときには必ずルーラを確認しなければなりません。書式を変えるたびに、文章とルーラを交互に見ながら確認します。, また、Cの先頭で中央揃えにすると、その中央揃えの影響がどこまで及ぶのか確認しなさい。, フォントのグループにあるボタンは、文字列に適用される「文字書式」です。範囲選択をした部分だけが適用の対象となります。行の途中から途中まで設定することができるので「インライン(in Line=行内)の書式である」とも言います。, これに対して、段落のグループにあるボタンは、行全部が対象となります。左端から右端まで全部適用され、仮に範囲選択をしたとしても、行の一部だけ適用されることはありません。, 正確に言うと、文字単位で始点と終点が決められるのが文字書式で、横幅いっぱいの長方形の枠で適用されるのが段落書式です。段落書式は、長方形で囲まれた部分全体に対して設定するので「ブロック(Block=矩形)の書式である」とも言います。, 1行だけの場合は範囲選択しなくても構いません(点滅のカーソルがあればよいです)。範囲選択をしなくても、自動的に行全部に適用されます。範囲選択が必要なのは2行以上の場合だけです。この場合も左端から右端まで全部適用されます。, ただし、改行がなく単に折り返されている場合は、実質、単一行と変わらないので、範囲選択しなくても全部に適用されます。, 行の先頭をクリックして、中央揃えにすると、折り返しが終わるまで中央揃えの効果が及びます。この場合も、左端から右端まで全部に対して中央揃えの効果が及びます。これは右揃えも同様です。, ルーラを見ると左端と右端にインデントマーカーがあります。この目印は、文章が入力できる範囲を表しています。文章はこの内側しか入力できません。もし、文章の左端と右端を動かしたい場合は、このインデントマーカーを動かします。, 左インデントを内側に動かします。四角のマークです。(マークが縦に3つ並んでいますが一番下の四角を動かします。), ところで、いま、Dの範囲選択をしました。インデントは、中央揃えや右揃えと同じ、段落書式です。つまり、折り返されている文は範囲選択をしなくても、左端から右端まで、文の全体に対して適用されます。したがってDの部分の範囲選択は不要です(点滅のカーソルがあればよいです)。, ページレイアウトタブを使って、文字数を設定してみましょう。ここでインデントを設定することもできます。左右ともに5文字に設定してみましょう。, Aは左揃えです。左が固定されて(右からの力を受けて左に寄っている)、それより左に文字が打てなくなります。文字列が長くなれば右に伸びます。, Bは右揃えです。右揃えは、右が固定されて(左からの力を受けて右に寄っている)、それより右に文字が打てなくなります。文字列が長くなれば左に伸びます。, Cについて考えてみましょう。右側がそろっているので、右が固定されていることが分かります。文字列を入力すると左に伸びます。したがって、これは右揃えです。用紙の左側にあることは関係ありません。, 次に、右側の固定の位置を変えます。ルーラを確認します。右インデントが右端にあります。これを左に動かします。, これを踏まえて、Dについて考えてみましょう。左側がそろっているので、左が固定されていることが分かります。文字列を入力すると右に伸びます。したがって、これは左揃えです。, まず、範囲選択をします。文章は既に、左揃えになっているので、次に、左側の固定の位置を変えます。ルーラを確認します。左インデントが左端にあります。, このように、左揃え・右揃えの位置はインデントによって変えることができます。左揃え・右揃えはどちらが固定され、どちらに文字列が伸びるかによって判断します。用紙の右側にあるのか左側にあるのかは全く関係ありません。, まず、右揃えか左揃えかを判断します。これは文字列の右端を固定するのか左端を固定するのかによって決まります。日付や5030号という番号の桁数が増えたり減ったりした時のことを考えると分かりやすいでしょう。, 上の方は、右端で固定します。したがって、右揃えです。下の方は、左端で固定するので左揃えです。固定する場所を移動するにはインデントを使います。, このように、用紙の右側にあったとしても、それを右揃えにするのか、左揃えにするのかは、右端と左端のどちらを固定するのかによります。, この記事は、わえなび実力養成講座「ファンダメンタルWord」Program4-1、4-2、4-3のYoutube動画を書き起こして加筆修正したものです。, Youtube わえなびチャンネルhttps://www.youtube.com/c/waenavijp, Copyright(C)2018-2020 waenavi, All rights reserved. 右目の映像は正面より左側にずれ、左目の映像は正面より右側にずれて見えます。右目と左目の映像が交差して複視を自覚します。
■はじめに
自己抗体のために神経から筋肉へ命令を伝える部位において、神経伝達が上手にできなくなる病態で、筋肉の疲労が蓄積したり、脱力を来したりする疾患です。その中で、特に眼周囲のみの症状を来すものを眼筋型といいます。症状は、眼瞼下垂、眼球運動障害です。症状は、朝軽く、夜悪化します。. より目を輻湊といい、その反対(離し目)を開散といいます。開散が上手にできなくなる状態を開散麻痺といいます。片目ずつの目の動きは障害されません。近くを見たときの、複視の自覚はなく、1〜2 mより遠くを見たときに、複視を自覚します。脳の付け根の部分である脳幹と呼ばれる部分の障害で起こるといわれています。はっきりとした原因が不明のこともありますが、脳血管障害、脳腫瘍、外傷などで発症するといわれています。
脳梗塞や多発性硬化症が原因で、脳の内側縦束という部位に障害が起こると、片目の内側への目の動きが障害され、外斜視を来し複視を自覚します。もう片方の目は、外転時に水平向きの眼球振盪(眼球がゆれる、眼振)をその目だけ認めます(単眼性眼振)。
瞼(まぶた)が垂れる(眼瞼下垂)、目の動きが悪い(眼球運動障害)や、目が外側に向いてしまったことを主症状として発症します。眼瞼下垂は、瞳を覆うような重症な下垂であることが多いです。眼球運動障害は、外向き以外の3方向(上、下、内)が障害されます。眼瞼下垂が重症なためかえって複視を自覚しない症例もありますが、眼瞼を拳上することで複視を自覚します。眼瞼下垂、眼球運動障害に加え、瞳が広がって(散瞳)、光に対する反射がなくなっている場合があります(瞳孔障害)。原因としては、瞳孔障害がある場合は、脳動脈瘤(図2)である可能性が高く、頭痛を伴うことも少なくありません。脳動脈瘤の破裂は、クモ膜下出血を発症して、命にかかわることもあるため、早急に磁気共鳴画像法(MRI)などの頭蓋内の精密検査、および脳神経外科による処置が必要となります。瞳孔障害がない場合は、動眼神経の虚血や脳梗塞、頭部外傷などが原因として考えられます。しかしながら、瞳孔障害がないからといって脳動脈瘤の存在を否定してかかることはできません。, (2)内側縦束症候群
(1)動眼神経麻痺
脳の付け根である脳幹という部分や、その脳幹の後方にある小脳の障害で出現します。眼球の運動には制限はありませんが、上下のバランスがくずれ、上下の複視を自覚します。原因の多くは血管障害ですが、それ以外にも腫瘍、神経変性疾患、脱髄(神経のさやが剥ける病気)などで出現します。
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