わかりやすく言うと液状の防水塗料を塗ることで防水の膜(防水層)を形成する防水工事です。ウレタン防水やFRP防水がこれに当たります。 他の業者さんに雨漏り修理を頼んだところ、数回直してもらっても雨漏りが止まらなかった、ということで私たちにご依頼いただきました。, 実際に調査させていただいたところ、ベランダの防水層の劣化が見受けられました。 だからこそ、依頼をする業者は慎重に選ぶべきです。, 防水マイスターでは、資格保有のアドバイザーが つまりある特定の箇所が劣化しているということは同様に他の箇所でも不具合が起こっていて雨水の浸入を許してしまっている可能性も否定できないということです。部分補修を繰り返すこともできますが、結局はいたちごっこになってしまい、最終的に全面防水を施すのであれば耐用年数が近づいているケースにおいては建物への負担はもちろんお客様の不安も少なくて済む全面防水をお勧めします。, 全面防水として考えられる方法としては「塩ビシート防水」「ウレタン防水」が一般的だと言えます。複雑な形状には向かない塩ビシート防水ですが機械的固定工法であれば既存防水層の状態に左右されることなく施工が可能なうえに廃材処理も不要なため工期も短縮でき比較的安価に施工できるというメリットがあります。 そこでここではシート防水が抱えるリスクとメンテナンスのポイントを見ていきましょう。, 言うまでもなく防水工事の目的は建物の防水性の向上です。雨水の浸入によって発生した雨漏りは室内へ入り込みクロスに染みを作り美観を損なうだけではなく、建物自体の躯体を腐食させ、崩壊させる危険性もあります。私たちのもとにも新築から10年以上経過し、劣化や不具合によって防水効果が切れ、雨漏りが始まってしまったと多くのご相談をいただきます。一体シート防水においては何が雨漏りのリスクとなりえるのでしょうか。, 塩ビシートは紫外線や熱に対して高い耐久性を持ちますが、ゴムシートは熱や温度変化には強い反面、紫外線に弱いとされています。そういった意味では一日中紫外線を受け続ける屋上はゴムシート防水にとって大変過酷な環境です。劣化を防ぐために施工時にトップコートを塗布した場合でも、トップコート自体の寿命が5年~10年程度ですので塗膜が剥がれてしまえば直接紫外線が防水シートに降り注ぎ劣化を進めてしまいます。, 塩ビシートは素材である塩化ビニルに可塑剤を添加してシート状に加工されたものです。 最近の屋根工事事例やお客様の声は右側の各種メニューからご覧ください。, ゴムシート防水で10年~15年程度、塩ビシート防水であれば10年~20年程度の耐用年数が期待でき屋上防水で採用されることも多いシート防水。皆様のご自宅や所有されているマンション・建物の屋上(陸屋根)は前回の防水工事から何年経過されていますか? 「ベランダ雨漏りの修理費用ってどのくらいかかるの?」. 一日目の作業は最終的に下地調整材を塗布して終了しました。, 前回下地を剥がし、調整を行いましたがさらに乾いた状態で残って取り切れなかったウレタン塗膜を改めて剥がし綺麗にしていきます。新しい防水層を作った際に既存塗膜が浮いてきてしまう可能性もあるため塗膜を塗る下地を綺麗にするためのケレン作業は大変重要な作業となります。, ここからいよいよ防水工事が始まります。今回はウレタン防水の通気緩衝工法による施工です。まずは通気シートを敷設するために下地にプライマーを塗りこんでいきます。平場はもちろん立ち上がり部分など通気シートの接着性を高めるために重要となります。, プライマー塗布後、通気緩衝工法用の通気シートを敷設していきます。通気シートは水蒸気による防水膜の膨れを防ぐための役割をもちますが、さらにこちらのシートは防水性も持ち合わせています。敷設後は通気シートの端部にテープ処理を行います。, 通気シートの敷設が完了したら、立ち上がり部にメッシュ補強を加えた後、防水塗料で中塗りを行います。使用塗料はダイフレックスのDSカラー・ゼロです。立ち上がりだけでも数回の重ね塗りを行いました。, 中塗りの防水層1層目が乾いたら、二層目のウレタン塗膜形成を行います。中塗り同様、平場、立ち上がり部と防水塗膜を仕上げていきます。塗膜防水のデメリットは塗料を塗っていくため塗料を乾かす時間が必要となり、一日に進めることのできる工程が限定されてしまうことですが、形状を選ばず施工できること、またシート防水のように雨漏りのリスクとなりえるような結合部が存在しないというメリットがあります。, 工事最終日は仕上げのトップコートを塗布します。ウレタン防水の弱点は紫外線に弱いことです。そのため必ず防水層を保護するトップコートを塗らなくてはいけません。トップコートにも耐用年数があるため塗料に合わせた塗り替えを行うことでウレタン防水の耐用年数や性能を最大限生かしてあげることができます。, またベランダは床面だけではなく、手すり壁の笠木部分も雨漏りのリスクとなりえます。今回は取り換えといったメンテナンスを行うことはできませんでしたが点検時気になっていた笠木のコーキング補修、手すりの根本部分へのエポキシ樹脂注入をさせていただきました。, 完工です。ウレタン防水は比較的安価で、シート防水とは違い継ぎ目のないシームレスで綺麗な防水層を形成する事ができるのが特徴です。塗料ですので凹凸等の複雑な形状でも確実に施工することが出来ます。, ●防水工事は大きく分けてシート防水・塗膜防水・アスファルト防水の三種類があります。, ●シート防水にはゴムシート防水と塩ビシート防水がありますが、現在は耐候性の高い塩ビシートを使用した塩ビシート防水が主流です。, ●シート防水の施工方法にはシートを下地に貼り付ける密着工法とシートを下地から浮かせて施工する機械的固定工法があります。, ●ウレタン防水やFRP防水においても密着工法に代わる通気緩衝工法という施工方法があります。, ●シート防水の耐用年数はゴムシート防水で10年~15年程度、塩ビシートであれば10年~20年程度です。, ●紫外線、可塑剤の気化、飛来物の衝撃や鳥害、防水シートの結合部分や端部分などシート防水が劣化や不具合を起こす要因や劣化を起こしやすい場所があります。, ●シート防水か塗膜防水かはシートの結合部分の有無や機械定期固定工法でのシートの固定用ディスクの凹凸などで見極めることができます。, ●シート防水の劣化には膨れや破れ、剥がれ、浮き、また雨水がたまるといった劣化や不具合が見られます。, ●メンテナンスとしては膨れや剥がれに対して部分的に対処することも可能だが、耐用年数が近づいているケースにおいては部分的対処ではいたちごっこになることも多く全面防水がお勧め。, ●全面防水であれば塩ビシート防水の機械的固定工法、ウレタン防水の通気緩衝工法といった絶縁工法が最適です。, // , ※お問い合わせが完了しますと、受信確認メールを自動送信いたします。お客さまのご利用環境、また迷惑メール対策等の設定により、受信確認メールや返信メールがお届けできない場合がございます。「@sharetech.co.jp」からのメール受信が可能な設定にしていただきますようお願いいたします。 早急に新たな防水層を作るためのメンテナンスが必要となります。, 点検でお伺いさせていただくと晴れている日にも関わらず屋上に水が溜まってしまっている状態の屋上(陸屋根)を見かけます。漏水や雨漏りから建物を守るための防水工事であるのにも関わらず、大敵である雨水を溜め込んでしまっているとは本末転倒、雨漏りの原因を自ら抱え込んでしまっている深刻な状態です。原因としては防水シートが浮いてしまい雨水が流れる勾配を邪魔してしまっていることにより雨水がたまりやすい状態を作ってしまっている、また別の原因としてドレンの詰まりが挙げられます。ドレンについてはシート防水に限った話でありませんが土やごみ、植物等によりドレンが詰まってしまい、排水に不具合をきたしている状態です。, 当然屋上に水が長期間滞留すればシートの重なり部分や裂けや割れがある箇所からの漏水を引き起こしてしまいます。 Copyright © 2013 街の屋根やさん All Rights Reserved. 例えばパラペットの立ち上がり部分やドレン周りなどシートの末端部分は特に注意が必要です。点検時はシートの劣化のみならずシートの端部処理が適切に行われているか、パラペットの笠木部分や雨仕舞に不具合がないかなどもきちんと確認する必要があります。, シート防水は塗膜防水と違い、複数枚のシートで防水層を形成します。そのためシートが重なった部分が必ず存在します。一方でウレタン防水やFRP防水は防水塗料を塗布するためシームレスな防水層である上、表面が滑らかなのが特徴です。 Copyright© HACK Media Solution, Co., Ltd. 短い工期で施工でき経済的な防水工事として人気のシート防水。比較的耐用年数も長くお住まいの屋上(陸屋根)の防水工事をシート防水で施工したという方も多いのではないでしょうか。建物を維持していく上で知っておきたいシート防水の特徴や劣化、メンテナンスまで解説します。 お客様に合った業者選びのお手伝いをさせていただきます!. 新築時の施工不良、あるいは設計ミスと、メンテナンス不足による防水コーティングの劣化、そして排水溝の詰まりです。, 日本では、防水処理が施された建築資材が普及する前から、建物内への雨水の侵入を防ぐ「雨仕舞」と呼ばれる技術が発達していました。ところが、ベランダに関しては長い歴史から見れば「新しくできたばかりの構造」なので雨仕舞に関する経験や知識が蓄積されておらず、業界内に「お手本となる施工法」が存在していないからです。各職人さんたちが、それぞれ工夫した工法で施行していましたが、職人さんの腕・ノウハウが未熟なため、うまく施工できなかったために雨漏りが起こるケースは少なくありません。, 具体的に、結構難しいのが、壁と防水部分のつなぎ目です。そこの処理がきちんとできていないケースが結構あります。, ベランダから家に入るところは、ある程度ベランダと家の中の高さを変えておかないと、例えば、ベランダで跳ねた雨水や、雨量の多い場合には、ベランダサッシの下部から家の中に入り込んで雨漏りが発生するケースがあります。, そういう設計にしてしまうような知識のない設計士さんもいますし、それをそのまま施工してしまう、下請け業者もいるので、家を建てるときは、そもそもどこに頼んで建てるか、というのを吟味する必要があるでしょう。, 防水処理は、10年に一度程度、点検及び、必要な場合はメンテナンスを行う必要があります。, 特に最初の10年は、家を建てた人にとっては、まだまだ新しいから雨漏りなんてあるわけないでしょ、と思ってしまう時期になります。, ですから、どうしても点検やメンテナンスを怠りがちなのですが、ここできちんと点検、メンテナンスを行うかどうかが今後の家の耐久年数を決めていくかもしれません。, ですから、防水処理をしている場所については、10年で点検・メンテナンスを行わなければならない、と考えて、多少やりすぎかもしれない、と思えるくらいでもきちんと信頼できる業者に点検を頼んでください。, 排水溝については、時々点検をして、ごみ等を取っておくことを徹底していただきたいと思います。, 排水溝にごみが詰まっていることで、雨が降った後は1週間くらいベランダが水たまりがあったり、濡れたままになっているというお宅もたまに見かけます。, そうするとどういうことが起こるのかというと、どうしても水が溜まっている部分は傷みやすくなり、耐久年数が少なくなってしまいます。, そうすると、「えっ、まだ建ててそんなに経ってないのあまもり?」などということが起こりうるのです。, 特に、ベランダ菜園をやっていたり、ベランダにいろいろなものを置いていると、ごみが溜まっていても気づかないケースが多いです。, ですから、排水溝に関しては、いつでも見えるようにしておき、気づいたらごみを取るように心がけてください。, いつでも感じるのですが、家が雨漏りするかどうかは、誰がその家のそこの部分を施工したかにかかっています。, ですから、ベランダからの雨漏りを防ぐには、まずは建てるときに信用できるところに頼むということが何よりも大切です。, そして、そのあとは、たとえば年末の大掃除の頃には家のことを少し考えてあげて、ご自身でも排水溝等を点検すると同時に、10年ごとくらいにはきちんと信頼できる業者を呼んで点検・メンテナンスを行ってください。そうすることで、家に安心して快適に、長く住めるはずです。, それでは、実際に屋根に上っていつも雨漏り修理をしている雨漏りドクターからの生のアドバイスをお届けいたします。, こちらは、2年ほど前から雨漏りがし始めたというお宅です。。 防水工事の基礎. ※お問い合わせの内容によって、ご回答までに多少お時間をいただく場合もございますので予めご了承くださいませ。, 郵便番号(7桁)※郵便番号を入力すると自動で住所が表示されます ベランダの防水材が劣化すると、ひび割れや剥がれを起こしその隙間から雨漏りします。また、ベランダで使用している防水シートが劣化し、裂け目や穴空きから雨漏りすることもあります。 窓. 実は、ベランダには防水塗装が必要? お家の ベランダ には、建築したときに必ず 防水機能 が備えられており、ベランダに防水機能がなければ、 雨漏り が発生してしまう可能性があります。. 街の屋根やさんでは屋根の専門家としてシート防水の点検を無料で実施しております。「不安がある」「10年以上メンテナンスをしていない」という方はぜひ街の屋根やさんの無料点検をお申し込みください。, 屋上のゴムシート防水層の破れ、めくれから防水効果を完全に失い雨漏りを引き起こしてしまった屋上の防水改修工事です。塩ビシート防水機械固定的工法でのメンテナンスの様子をご紹介します。, 室内の天井の様子です。真っ黒の染みを作った雨漏りの様子を見ると長年にわたって雨漏りを放置していたことをはっきりと物語っております。大量の水分が長期間にわたって屋根から室内へと入り込んできている証拠です。, 被害箇所につながる屋上に案内していただきました。屋上は勾配のない陸屋根で、施工された既存防水層のゴムシートが完全にめくれ雨が下地に直接打ち付けられている状態です。シート自体も全体的に変色、破れが目立ちかなりの期間メンテナンスをされずに放置され続けてきたことが一目瞭然です。, ご主人から聞くとかなり以前からシートの破れがあり、都度部分補修で対応していたようでシートの亀裂をコーキングで埋めている箇所を発見することができました。, また陸屋根ドレン周りに泥と水が溜まってしまっております。シートの結合部に掛かってしまっているためこのような場所からも雨漏り予備軍として雨水が浸入してしまっている可能性があります。 納まりを見たところ以前メンテナンスをした際に改修用ドレンを通した影響で穴が小さくなってしまったことが考えられました。今回のメンテナンスでは排水改善も必要となります。, 現状の施工はゴムシート防水密着工法でした。パラペット部分の防水層の端部はシートの剥がれを防止するためアルミ製の押さえ材でアルミアングルでシートが固定されていました。新しい防水層を作る上で不要なものとなりますので撤去していきます。, 機械的固定工法のメリットは施工時に下地に左右されず、状態によっては既存防水層の撤去をしないまま施工できるという点ではあります。しかしあまりにも凹凸があっては適切な施工ができないため部分的に既存シートの撤去を行っていきます。, こちらは塩ビシートをパラペットの立ち上がり天端に融着させるための塩ビ鋼板です。機械的固定工法ではシートをボンドなどの接着剤で止めるのではなく専用の取り付け器具に熱融着で固定させていきます。, 次に下地の通気層確保のため通気シートを全面に敷設します。密着工法では全面に接着剤が塗布され、下地とシートが密着しているため水蒸気の逃げ口がなく、経年でシートが膨れてしまうといったことがありますが通気シートを挟むことで入り込んでしまった湿気を逃がし、防水層の膨れを予防してくれるという役割があります。, 通気シートの敷設が完了したら、防水シートを固定するための塩ビ鋼板のディスクを固定していきます。通気シートを上から固定するとともに、ディスクがある位置が上に敷設する塩ビシートの固定箇所となります。こちらで防水層の下地が完成です。, 排水性の悪い既存の排水口を改修していきます。既存の排水口に水が入り込まないように設置します。ドレン周りは水の滞留や、滞留した水が剥がれ部分から浸入してしまうなど雨漏りの原因となりやすい場所であるためドレン周りに固定した塩ビ鋼板に熱風気を使ってしっかりと熱融着で溶かしつけていきます。, 防水層となる塩ビシートを通気シートの上に敷設し、シートの結合部や端部をこちらも熱によって融着させていきます。まずは溶着材を結合部、そしてシートの端部に塗布します。, その後、熱風気を使って丁寧に貼り付けていきます。結合部が剥がれてしまい、大量の水分が浸入してしまうと水分や湿気の排出が追い付かず通気シートもろとも傷めつけてしまうことにもなりますので神経を使って接合する必要があります。, 屋上は直接太陽光を浴びる昼間と夜間では温度差が生じ、その温度によって伸縮を起こします。その際入隅や出隅などの角部分は伸縮によって引っ張られて特に破れやすいためコーナーパッチを施工することで強度を増します。こちらも溶着材を塗布し、熱融着させていきます。さらにシール材を塗布することでパッチを一体化させます。, 下地に取り付けたディスクにもシートを固定していきます。熱融着には専用のディスクヒーターを使用します。シート結合部の融着同様、固定がしっかりなされていないと強風によるめくれなどにつながってしまいますのでしっかりとシートと一体化させていきます。, 塩ビシート機械的固定工法によるメンテナンスが完了しました。今回の施工日数は3日間でした。塗膜防水と違って天候に左右されずに施工を進めることができるため工期が短いという点もシート防水の魅力です。, ベランダのシート防水の劣化が原因によりキッチンに雨漏りが発生し、メンテナンスをご依頼をいただきました。機械的固定工法で施工されたシート防水をウレタン塗膜防水でメンテナンスした様子をご紹介します。, 室内の様子です。キッチン天井にカビが生えてしまっており衛生的にも心配です。問題の箇所はキッチンの真上にあるベランダだったのですがシート防水が施工されていました。シート防水は陸屋根に限らずベランダ防水としても採用されますが、やはり屋外に突き出ている分雨風の影響を受けやすい場所と言えます。, 被害箇所であるベランダを拝見させていただきました。シートの結合部分が黒くなっています。結合部に水が溜まっている証拠でもあります。剥がれが確認できたことからこちらから雨水が浸入し、結果的に雨漏りを引き起こしたと考えられます。またシートにも破れが確認でき、いたるところから雨水の浸入があったことがわかります。, 施工するにあたり既存防水層の撤去を行います。カッターで使って剥がしていきます。シートを剥がしてみると防水シートの下は雨が降っていないのにも関わらず水分を含んだ状態でした。この状態だと天候に関係なくお住まいが24時間雨漏りのリスクにさらされているのと同じ状態です。, 既存防水はシート防水の機械的固定工法で施工されていました。シートの下から通気シートが敷かれていますが、通気シートはあくまでも湿気の排出を担うもので防水効果を期待するものではありません。シートの劣化から雨水が浸入を続けることで通気シート・下地と劣化をどんどん進めてしまいます。こちらも新規防水層を形成するため撤去していきます。, 以前の改修工事ではウレタン防水の上にシート防水を施していたようで、通気シートを剥がしたところウレタン防水密着工法で形成された防水層が顔を出しました。ウレタン塗膜の密着していない部分をカッターやカワスキを使って綺麗にしていきます。, 以前のウレタン防水面にも大小さまざまな膨れが確認でき、それらを切ると水が染み出てくるような状態にありました。下地にクラックも確認することができます。いたるところにクラックも確認できましたが、これらが一番最初の雨漏りの原因となっていたと予測できます。 以前は工期が短く、安価なうえにシート自体が耐候性と伸縮性に優れているという点からシート防水と言えばゴムシート防水が主流でしたが塩ビシートと比較すると防水層が薄いために飛来物があった際の衝撃や鳥獣のいたずらなどで破れてしまうといったデメリットがあることに加え、塩ビシートと比較して耐候性で劣るといったことから現在では塩ビシート防水が主流となっています。, 一つは接着材でシートの貼り付けを行う密着工法です。下地と防水シートに接着剤を塗布し、シートを直接下地に張り付ける工法で特別な施工器具が不要なため、工期が比較的短いというメリットや下地に直接貼り付けるため屋上といった場所においても耐風圧性に優れているというメリットがあります。しかしシート(防水層)が下地に直接貼り付けられ、密着しているため下地の影響を受けやすいという特徴があります。 シート防水について詳細を見ていきましょう。, シート防水とはその名の通り防水性のあるシートを敷設する防水工事です。使用されるシートは塩ビシートやゴムシートがあり、塩ビシートであれば1.5mm~2.5mm程度の厚みがあり、ゴムシートであれば1.2mm~2.0mm程度のものが使用されます。 ウレタン防水であればウレタン樹脂を、FRP防水であればポリエステル樹脂を塗布することによって防水層を形成しますが液体によって防水層が作られるため複雑な形状にも防水層を形成できるというメリットがあります。, 二つ目はアスファルト防水です。 ベランダやバルコニーからの雨漏りの原因として多いのが「笠木」からの雨漏りです。重大な被害を与える雨漏りに発展する前に手すり壁に取り付けらた笠木から雨漏りが発生する理由やメンテナンス方法まで意外に見落としがちな笠木からの雨漏りについて理解しましょう。 ベランダからの雨漏りについて、お悩みの場合は雨漏りドクター カスタマーサービス 0120-994-119(9:00~20:00)まで電話をかけて頂き、「ベランダの雨漏りについて相談したい」とお伝え頂ければ幸いです。※ネットでのご相談をご希望の方は24時間対応のメールフォームをご活用ください。※ご利用無料/全国対応/些細な事でも相談可, そこで、意外と知られていない、ベランダからの雨漏りの原因やメンテナンスについて説明したいと思います。ベランダからの雨漏りが不安な方、ベランダから雨漏りした方は是非最後まで目を通してください。, ベランダの雨漏りの原因は大きく分けて3つあります。 特に室外機がおいてあるところの防水の劣化も目立ちました。, このように、室外機を防水の上に直接置くのは、雨漏りをさせないことを考えると、良くないので、できれば他のところに置くことを考えるのが良いと思います。, 今回は、防水の上塗りとサッシの周りのコーキングをさせていただいて、雨漏りを止めることができました。, 部屋の角の天井部分が濡れているから、雨漏りしているのではないか、ということでご連絡をいただきました。, ベランダの防水層が、一部分、かなり傷んでいるのが見てわかると思います。また、サッシとベランダの部分の高さの差があまりなく、雪などがちょっと積もると、水が入ってしまい、サッシ周りが黒ずんでいました。, そこで、防水層を何とかしなければならないこともありましたが、そもそも雪や水がベランダに入らないようにしない限り、サッシから水が入って雨漏りになってしまうということで、解決策として、ベランダの上にもう一つ屋根を作ることで雨漏りを止める、ということをご提案しました。, 屋根雨漏りのお医者さんグループ本部代表。
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