本パートでは、株式会社ココナラの代表取締役社長・南氏がどうすればミッションやバリューを浸透させられるかについて語りました。全社員が中途社員にもかかわらず、非常に高いエンゲージメントを達成できている理由とは。 「ミッション・ビジョン・バリュー」について見ていく。企業が創業期に定める会社の方向性や指針、価値観を示したものであるが、企業の顔として用いられる重要なものである反面、意外と浸透が難しかったり、形骸化してしまったりする例も […] ミッションとは? 2. バリューとは? この「ミッション・ビジョン・バリュー」は、経営学者のピーター F. ドラッカーが2003年に出版された著書「Managing in the Next Society(ネクスト・ソサエティ)」の中で提唱した経営方針です。 企業活動の中で最も上位の概念で、これらが曖昧だと事業の方向性が一貫しません。 では、「ミッション・ビジョン・バリュー」とはどういうものなのかを、それぞれ具体的に解説し … ビジョン【vision】は、もとは「視覚」「未来像」「夢」といった意味を持っており、ビジネスシーンでは、「企業や組織が目指す将来像」のことを指します。 ミッション【mission】の本来の意味は「使節」「使命」であり、「企業や組織が果たしたい、または果たすべき使命」のことを指します。 バリュー【value】は、「価値」や「値打ち」といった意味で、「企業や組織が社会に対して提供したいとする価値」のことです。また … 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている情報も合わせてご確認ください。, 意識が高くない系の若手の育て方 第1回 何も知らない新人に「やってはいけない」仕事の教え方, 意識が高くない系の若手の育て方 第2回 上司や先輩が意識すべき「悪いストレスを与えない」話し方をチェック, ビジネスパーソンの日々の業務を効率化する様々なコンテンツをお届け。業務ツールの活用法、正しい敬語やビジネスマナー、マーケティング用語などすぐに役立つ情報を提供します。, ご興味に合わせたメルマガを配信しております。企業IT、テクノロジー、PC/デジタル、ワーク&ライフ、エンタメ/ホビーの5種類を用意。, より多くの人々の、よりふだんの食の場面に、よりおいしい味で、より低い価格の商品を、より速いスピードで提供する事に私達は喜びを持とう. 一般財団法人日本アントレプレナー学会 代表理事 みなさんは、自社の創業者がどんな想いで会社を立ち上げ、どこを目指しているのかをご存知でしょうか。, そこで本稿では、会社の指針となる「ビジョン」「ミッション」「バリュー」の意味や違いについて解説します。, ビジョン【vision】は、もとは「視覚」「未来像」「夢」といった意味を持っており、ビジネスシーンでは、「企業や組織が目指す将来像」のことを指します。, ミッション【mission】の本来の意味は「使節」「使命」であり、「企業や組織が果たしたい、または果たすべき使命」のことを指します。, バリュー【value】は、「価値」や「値打ち」といった意味で、「企業や組織が社会に対して提供したいとする価値」のことです。また、何をもって価値とするかはそれぞれです。自社の価値観をもとに行動することによって、企業が与えたいと考える価値を社会に提供する……。, またバリューは、ミッションやビジョンを達成するために具体的にどう行動するべきかという「行動指針」を示すことにもなります。, ここで、企業が実際に掲げているビジョン、ミッション、バリューを幾つかご紹介しましょう。, 事業を円滑に進めるためには、ビジョン、ミッション、バリューをきちんと決めておく必要があります。, 組織というものは、従業員がバラバラの方角を向いていては成り立ちません。会社が成長すれば自ずと従業員は増えますし、年月とともに人材が入れ替わることもあるでしょう。, そんな中でも、常に全員が同じ方向を向いて行動するためには、しっかりとした羅針盤が必要です。それが、ビジョン、ミッション、バリューなのです。, どこに向かうべきかがはっきりと示されていれば、従業員が判断に迷うような時でも、あるいは経営者自身が大きな選択をせまられるようなことがあっても、誤った判断・選択をすることはないでしょう。, ビジョン、ミッション、バリューに関連して、「経営理念」「企業理念」について少し触れたいと思います。, 経営理念とは、「企業の活動や方針のもととなる基本的な考え方」のことです。組織が目指すべき方向を示す指針であり、組織の存在意義・使命といった価値観を表す言葉であることから、経営理念を、「ビジョン」「ミッション」「バリュー」の3つに分けている企業も多数あります。, 一方、企業理念とは、創業者が起業時に掲げるもので、「なぜこの会社を創ったのか」という創業者の強い想いが表現されています。またそれは、ミッションやビジョンにも反映されていることから、企業理念と経営理念を同義とする人も多いでしょう。, しかしながら、企業理念と経営理念は本来違うものです。創業者が起業時に掲げる「企業理念」は、たとえ経営者が変わったとしても、その会社が存在する限り変わることのないものです。, これに対し、「経営理念」は、時代の変化や経営者交代による方針転換に伴って変わることもありますので、覚えておくと良いでしょう。, 長く同じ仕事を続けていれば、時に、「何のために毎日これを作っているのだろう」「なんで毎日笑顔で接客しなきゃならないんだろう」と考えてしまうこともありますよね。, そんな時にこそ、自社の「ビジョン」「ミッション」「バリュー」を思い返してみてはいかがでしょうか。, ※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、 © 2020 仕組み化なら仕組み経営 – ビジネスと会社が成長する- All rights reserved. 大学卒業後、マイクロソフト日本法人に入社。その後、海外不動産の紹介会社を起業した後、モバイルコマース事業の創業メンバーとして参加。上場を目指すが経営メンバー同士の空中分解によって頓挫。海外の経営ノウハウをリサーチし続け、世界No.1のスモールビジネスの権威、マイケルE.ガーバーと出会い、日本におけるマスター・ライセンシーとなる。現在は、日本の中小企業がワールドクラスカンパニーになるための支援活動に力を注いでいる。. 「わくわく」を引き出すアイデアを駆使して日本をもっと輝かせる。私どもは、従業員、クライアント、株主を初めとしたステークホルダーの皆様が幸せとなり、その幸せが伝播することで日本がもっと輝くように、人のわくわくを引き出すアイデアを生み出していきます。 ミッション・ビジョン・バリューとは何かを解説した後、それぞれの作り方から違いまでを完全解説します。, まず、ミッション、ビジョン、バリューとは何でしょうか?簡単に言うと以下のとおりとなります。, ミッション、ビジョン、バリューの各詳細については長くなってしまうので、以下のとおり別ページに記載させていただきました。, 会社のメンバーが増えてきて、さらなる成長を目指そうとすると、この理念体系の整備が不可欠になります。私たちが企業様をご支援する場合には、まずミッション、ビジョン、バリューの文書化からスタートします。これらが文書化されていない場合はもちろん、既に存在する場合も、再構築を行うことが多いです。, ちなみにお前のミッション、ビジョン、バリューは何なんだ?と聞かれそうなので、下記で私たち(一般財団法人日本アントレプレナー学会)のをご紹介しておきます。, ちなみに私たちはミッションという言葉の代わりに”ドリーム”という言葉を使っています。これは私たちのコアバリューに”起業家としての夢を大切する”というものがあるため、ドリームにしています。意味合い的にはミッションと同義になります。, ミッション・ビジョン・バリューの例として我々「一般財団法人日本アントレプレナー学会」のものを紹介します。, 私たちは起業家こそが世界をより良い場所(Better Place to Live)にすると信じています。そして、起業家精神とは地球上すべての人が持っている人格のことを指します。人々の内なる起業家精神を呼び起こすことによって、世界をより良い場所へしていくことが出来ます。, 世の中を良くするためには優れたアイデア、人、資本が必要です。これら3つが同時に同じ場所に存在することは稀であり、アイデアはあるが一緒に活動する仲間がいない、資本が無い場合もあります。一方で、資本はあるが良いアイデアや人がいない、という場合もあります。私たちはこれら3つを結びつけるプラットフォームになることにより、優れたアイデアを世界中に広がるビジネスへと進化させます。, 世の中の企業サイトを見ると、たいてい、様々な”理念らしきもの”が並んでいます。企業理念、経営理念、ミッションステートメント、社是、社訓、経営方針、行動基準などなど。会社ごとに項目も違うので、一体これらの違いは何なのか?と思われることも多いでしょう。, これらの各項目は、一応、それぞれの定義はあるようですが、一般にはその違いは曖昧で、会社ごとに独自に決めていると言っていいでしょう。, ちなみに私が昔所属していた会社では、経営理念や社是や社訓など、”理念らしきもの”がたくさん掲げられており、頻繁に唱和していました。ただ、私も含め、ほとんどの社員はそれら各項目の違いを理解していませんでした。だから何遍唱和したところで全く頭に入りませんし、行動も伴ってきません。これは悪い例です。, 大切なのは、”自社なりの理念体系”を決めることです。自社の理念はこれだ、というように社内で統一されていればいいのです。社長はもちろんのこと、社員全員が各項目の定義とその内容を理解してさえいれば、他社との違いを気にする必要はありません。, ミッションは会社の”存在意義”なので、そう簡単に思いつくようなものではありません。, ミッションを作るには、「自分はなぜこのビジネスをやっているのか?」を自分の問い続けるしかありません。, そして、偉大なビジネスとなる会社のミッションは経営者の個人的な夢ではなく、顧客や他人のための夢、つまり何かを得ることではなく、何かに貢献することに焦点を当てた夢であることが特徴です。, このような観点から、世の中のどんな問題を解決したいのか、何に貢献し、どんな結果を残したいのかを考えることから始めてみましょう。, 多くの中小企業のビジョン作りを支援してきた私たち「仕組み経営」では大きく5ステップのビジョンの作り方を提唱しています。, 次にミッション、ビジョン、バリューの順番を見てみましょう。これには二通りあります。, これもいろんな説があります。仕組み経営の中では、一番揺るがしてはいけないのは、(コア)バリューとしています。バリューは企業文化の根幹であり、ここが崩れると組織が崩壊してしまうからです。, 次に揺るがしてはいけないはミッションです。ミッションは存在意義なので、バリューよりこっちのほうが揺るがしてはいけないんじゃないの?と思われるかも知れません。それも一理あります。しかし一方、会社の存在意義というのは時代の流れとともに変わってくるものでもあります。会社が時流についていけなくなったとき、自社の存在意義を問い直した結果、第二創業期を迎えることが出来た会社もあります。, たとえば自動車メーカーを見てみましょう。自動車メーカーは、かつては自動車を生産することが存在意義でしたが、いまは様相が変わってきています。ライドシェアや電気自動車、自動運転などが普及し、自動車を生産しているだけでは10年後、20年後の未来が見えない時代になっています。そのため各社は自社の存在意義、つまりミッションを考え直す必要に迫られているのではないでしょうか。, とはいえ、この辺はミッションをどの程度の抽象度で策定しているか?によって変わると思います。京セラ稲盛さんの有名な理念「全社員の物心両面の幸福を追求する」というのであれば非常に抽象度が高いので、時代が変わっても揺るがない理念だといえるでしょう。, そして最後がビジョンです。ビジョンは自社の将来ありたい姿であり、10年か15年くらいで変えていくことがあります。たとえば、マイクロソフトは創業当初、「すべてのデスクにコンピューターを」というのがビジョンがでしたが、それが実現されると新しいビジョンを策定しなおしました。こんな感じで、ビジョンは自社の状況や時勢によって作り変えることがあります。, 次に創る順番です。仕組み経営の中では、まず優先されるのがやはり(コア)バリューです。(コア)バリューはできれば最初の一人目を雇う前に文書化します。, 中には、バリューを創るのはある程度人数が増えてから、と書かれている書籍などもあります。”バリューは行動基準”であると勘違いしているとそうなります。, バリューは行動基準などよりももっと深いところにあるものであり、企業文化を決定づけるとても大切な項目です。企業文化は最初の十数人に誰を入れるかで決まってしまいます。そして、バリューが合わない人が一人でも入社してくると、社内は混乱します。だから最初の一人目を雇う前にバリューを文書化します。コアバリューは採用の基準でもあるので、そもそも文書化されていないと、その人を採用していいのかどうかもわかりません。, ミッションとビジョンに関しては会社の状況にもよります。最初から明確なミッションを持って操業している会社もありますし、逆にビジョンだけは明確な社長もいらっしゃいます。なので、その会社の状況に合わせて明文化をしていきます。, 日本企業では、”理念を浸透させる”という言葉が非常に頻繁に使われます。正直言って、私はこの言葉が好きではありません。, 浸透させるというと、上層部から下層部に思想を植え付ける、というような意味合いに思えてしまいます。, 理念は浸透させるものではなく、共有するものです。リーダーが行うべきことは、いまから採用しようとしている人が、自分たちの理念を共有してくれるかどうかを見極めることです。採用してから理念を浸透させようとすると失敗します。, ましてこれからの時代、生き方が多様化したり、会社に所属することがマストではなくなるでしょう。そんな時代に、会社の理念を強制することはできません。, 人はそれぞれ人生の目的や計画や価値観、すなわち個人としての理念を持っています。本人が意識しているかどうかに関わらず。そして、会社とは、同じような理念を持った人たちの集まりであると考えたほうが良いでしょう。, この辺については「ティール組織」における存在目的が近いかも知れません。これについては、別記事でご紹介しています。, 以上、ミッション、ビジョン、バリューについて解説をしてきました。「仕組み経営」ではミッション、ビジョン、バリューの策定から、それを軸にした会社の仕組みづくりまでを一貫してご支援しています。, 「仕組み経営」は、「人(社長やスタープレイヤー)」に依存する会社から「仕組み」に依存する会社へと変革し、成長と自由を両立するためのヒントをご提供しています。詳しくはこちらから, 勝亦徹